今回は小3三男が不登校になった時にどんな順番で何を大事にしていったかをお話します。
三男は「自分はダメなんだ」と自己否定も強かったのでまず元気になるところから始めました。
三男が復学までに大切にしていたことは下記の順番です。
- とても傷ついていたので「元気になる」「笑顔が増える」ことを最優先にした
- 少し元気になってきたら楽しめて学びがあるもの、勉強の土台となることをした
- 学校の勉強も楽しみながらできることから徐々に進めた
- 親の不安や焦る気持ちを落ち着かせる方法を模索した
こどもだけでなくお母さんもこどもが不登校になったことでとても傷ついています。
わたしは傷ついた自分の気持ちを癒すことも同時にしました。
それはわたしのメンタルが安定していることがこどもを支える力になると失敗から学んだからです。
その方法は自分の傷ついた気持ちを書き出すことです。
実際に書いたものを掲載してお話ししています。
不登校の対応には
親も子もまず不安な気持ちを癒し、元気になることが大切です。
- できることが増えた
- 経験と自信を積み上げていくことで家でも成長できた
- 自信ができると色々なことに挑戦できた
- 学校に行くための話しが落ち着いてできるようになった
【自己紹介】
現在週2冊程度の速度で本を読んでいます。
Amazonの電子書籍サービスKindle Unlimited(スマホの読み上げ機能を使って聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleで関連書籍を家事の合間も聴きながら勉強しています。
三兄弟を子育てしながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありませんが、その中で本からでも専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています。
私が不登校の息子たちを理解し、良い関りをする為に役に立った本を記事にまとめています。
読書から自分の子育てや不登校の息子たちの関わり方で信じてきたことや思い込みが間違っていたこと、不登校の子どもの今の状態を理解できていなかったことに気づきました。
我慢して頑張ることを無理やり押し付けても傷を増やし、子どもの無力感を増やしてしまうだけです。
また自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました。
不登校の子どもの今の状態を理解し、少しでも力になる関りをしていくために参考になると思います。
不登校本おすすめ役立っている本まとめ(理解・関わり・メンタルケア)【随時更新】
1.不登校から登校への簡単な経緯
三男は小学3年生の秋、突然お腹が痛いと学校を休み始め、その後登校できなくなりました。
クラスの数人に意地悪を言われたり、されたりしていること。
他の子も見ていても助けてくれない。
僕はみんなに嫌われているんだと泣いていて、登校できる状態ではありませんでした。
元々明るくて笑顔の多い子だったのに、
9歳の子がここまで思うってどんなに辛かったんだろう…
悲しかっただろうということが辛かったです。
三男は不登校の間も毎朝学校に行きたいと叫びながら準備ができず、希望どおりに動けない自分に怒っていました。
そして、放課後になると学校行きたかったと泣いていました。
三男の状態を見て、まずはしかっり休んで心の傷を癒して元気になることが最優先だなと思いました。
また不登校の間にこどもが
自分らしく成長していく
楽しく幸せに生きていく方法をゲットする。
そういう時間にして欲しいなと思っていました。
その後3か月くらいで本人の希望でに少しづつ登校し始め、学年が終わるころにはたまに休む程度になり、4年生の秋まででお休みは10日くらいです。
不登校の間まずは傷を癒し、楽しむことで元気になりました。
その後少しづつ勉強ができるようになりました。
そして登校の話しを落ち着いて話せるようになってから登校にしたい気持ち、それでも準備できない気持ちなどを紙に書いて三男の気持ちを見える化して整理していきました。
三男の気持ちを書き出した時のことは
「学校行きたいけど行けない対応子供の経験や自信を積み上げよう!」に書きました。
三男の気持ちを実際に書いた紙も載せているのでお子さんの気持ちを整理して、親子で理解するのにお役にたてたらいいなと思っています。
良かったら読んでみてくださいね。
それからも気持ちを書き出しながら親子で一つ一つ苦手や辛いことをクリアしていき、スモールステップで登校できるようになって、今学校で色々な経験をしています。
それでは不登校の間お家でどんな風に過ごしていたかをお話していきたいと思います。
2.不登校小学生の家での過ごし方
不登校になって最初は原因を聞いてもなかなか言わず、私もすぐに受け入れられませんでした。
でも次第に
原因を少しづつ話してくれる
登校できないことで自分を責めている
放課後になると行きたかったと泣き叫んでとても不安定
という様子を見るうちに傷ついた気持ちを癒すことを最優先にしようと思いました。
次にこどもが楽しいと思えることで成長できるものを
最後に学校の勉強は焦らずに進めていきました。
このような順番で進めていきました。
それぞれの内容を詳しくお話します。
①傷ついた心を癒す
傷ついた心を癒すために私なりに効果があるだろうと思ってやったことや
こどもにとって良い影響があると考え、やっていたことを書いていきます。
【お笑いやコントを見る】
・笑うことで気持ちが癒される
・嫌なことや悲しいことを考えずにいられると時間を作る
【映画を見る】
・嫌なこと、悲しいことを考えずにいられる時間を作る
・ 笑うことで気持ちが癒される
・新しい世界や知識に触れられる
→自分の知らない世界が描かれていることで新しい世界や知識が増え、視野もひろがる
・人の気持ちを知ることができる
→色々な立場の人の気持ちが描かれていて、他人の気持ちを意識できて共感力が培われる
・トラブルや困難に立ち向かう知恵や希望を手に入れられる
→映画のストーリーには困難やトラブルを乗り越えていく形が多く、乗り越えていく知恵や乗り越えられるという希望になる。
長男が不登校の時も映画をレンタルしてたくさん観ていたのですが、わざわざレンタルしに行くのも返すのも面倒でした。
でも今は動画配信サービスがいくつもあって、家に居ながら観たい映画を観れるのでとっても便利になりましたね。
わたしはいくつか調べて U-NEXT31日間無料トライアルをしました。
我が家のテレビは古くてそのままではインターネットに繋がらないので、パソコンをテレビにつなげて観ていました。
パソコンと繋ぐケーブルさえあれば、テレビでみることができます。
パソコンのまま観る時もありました。
- 申込みから31日間、月額プラン利用料が無料
- 見放題作品数No.1(220,000本以上)圧倒的に多いです。
- 最新作のレンタルやマンガの購入に使える600円分のポイントもプレゼント
- 月額2,189円(税込み)毎月1200ポイントもらえる
- ダウンロードしてオフライン視聴ができる
実際に バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ、グーニーズ、スパイキッズ(3作品)、
ネバーエンディングストーリーは無料で観ました。
また600ポイントプレゼントされるので有料の映画もポイントでもいくつか観れました。
観たい作品がいくつか残ったので、無料期間が終わった後も三男が不登校の間続けていました。
毎月もらえるポイントは最新作のレンタル、電子書籍(雑誌・漫画・ライトノベル・小説)に使えて、映画の鑑賞券に交換もできます。
【笑顔を見せる】
子供に話しかける時、目が合った時に笑顔を見せるようにしていました。
子供の状態が心配だったり、学校へ復学できるか、
将来についてなど親の心配、不安は尽きません。
ふとその気持ちが表情に出ていることに気づきました。
それはこどもを更に不安にさせたり、否定してるような気がしたのです。
- こどもは肯定されていると思う
- 笑顔を見ると元気になる
- 笑顔になってみると自分の気分も良くなる
【名前を呼ぶ】
話しかけるとき優しく名前を呼ぶことで愛情が伝わると思い、
優しく呼びかけたり、楽しく愛称で呼んでいました。
【触れる】
触れられることは安心します。
家事の合間にもちょこちょこ触れていました。
一日中家に居るといっても家事や他の兄弟のことなどあり、母は忙しい。
ずっと一緒にいることはできません。
なので意識して家事の合間に頭を撫でたり、肩に触れたり、ポンとお尻をタッチしていました。
スキンシップは愛情ホルモンと言われるオキシトシンが分泌されると言われていて、親子で癒されるだけでなく、自己肯定感やコミュニケーション能力や学習能力も向上すると言われています。
小学館のサイトはぐくむHugKum『子どもとのスキンシップの効用を科学者に聞いた!キーワードは「オキシトシン」と「自己肯定感」』でスキンシップの効果について書かれていて参考に読んでみてください。
こどもに笑顔が増えてきたら少しづつやれることを増やしていきました。
②有意義に過ごす
次にこどもが元気がある時はこどもが楽しんで成長できることをプラスをしました。
せっかくできた時間で色々なものに触れて欲しいなと思いました。
【お手伝い】
・家族の役に立っている事、感謝される事で自信に繋がる。
・生活力をつけることは役に立つし、自分でできるという自信に繋がる。
・一緒に楽しむことで笑顔になる
【ボードゲーム&カードゲームをする】
元々好きで土日に家族でやることがありましたが、オンライン授業の長男や
不登校の次男と平日にもやるようになりました。
・集中力、記憶力、論理的思考力、決断力などは鍛えられる
・ゲーム中の会話や駆け引きなどの心理戦なども含まれ、
コミュニケーションや対人関係スキルも培われる。
・ルールを守ることで楽しく遊べること、負けた悔しさを受け入れる力も培われます。
・大人も子供も本気で熱くなって、楽しい!
ブロックス デラックス R1983、ブロックス3D(今は売られていないみたいです)、ナンジャモンジャ・ミドリ すごろくや 、犯人は踊る(第三版)、キャット&チョコレート 、ラブレター、 カタン 、学研_頭のよくなるゲーム アルゴ、オセロ、NEWスタディ将棋
「不登校勉強しない まずボードゲームで親子の絆と勉強の土台をつくる」という記事ではゲームの紹介と初心者へのアドバイスやお子さんにあった進め方を書きました。
そのなかでボードゲームやカードゲームが勉強の土台になる論理的思考力やその他こどもが成長する上でも、大人になって社会に出てからも必要になる様々な力も身につくことをお話しています。
その記事にものせましたが『子育てベスト100――「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと』という本と 「日経xwoman」 のネット記事にもボードゲームやカードゲームのメリットが書かれています。
『子育てベスト100――「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』という本でもアナログゲーム(ボードゲームやカードゲーム)で培われる力について書かれています。
子どもが驚くほど夢中になり、会話を通じてコミュニケーション力も身につくだけでなく、状況を整理して分析したり、筋道を立てて先の手を考えたり、相手の心理を読んだり、頭を使うトレーニングにもなります。
加藤 紀子(2020/6/10) 『子育てベスト100』ダイヤモンド社 25「アナログ」のゲームで遊ぶ
また、「日経xwoman」にもボードゲームによって多くの力が付くと書かれています。
ボードゲームによって身に付く力としては、論理的思考力、記憶力、表現力、想像力、判断力、手指の巧緻性(器用さ)、相手の考えを推論する力、心理的駆け引き力、ルールとは何かを理解する力などが挙げられます
日経xwoman 「教育効果が期待できるボードゲーム 子に手加減は必要?」参照2021/10/9
このようにボードゲームやカードゲームは勉強や社会生活の土台となる力がつきます。
- 考えることを楽しむ力
- 勝つために覚える力
- 多角的にものごとを見る力
- 適切な判断をする力
- 相手の意図を読む力
- 場に合った説明ができる力
このようにいくつも効果があり、一緒に楽しむことで親子の信頼関係が育まれ、不登校のことだけでなく本音で語り合える関係をきずくことができるものだと思います。
実際に我が家では長男が不登校になる前からボードゲームやカードゲームをやっていましたが、こども達が不登校はの時は時間もあるのでたくさんやっていました。
特に中学生以上になると親子で一緒に楽しめるものはそんなにたくさんないのでとってもおススメです。
詳しくは下記の記事に書いています。
アナログゲームが初めてで不安という方向けにゲームを簡単にする方法なども書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
【ストレッチやダンスや運動】
YouTubeのストレッチやダンスや運動をしていました。
ストレッチは「オガトレ」とダンスは「しん先生のダンスチャンネル」などいくつかをやっていて、私も時々一緒にやりました。
オガトレはこのストレッチをよくやっていました。
しん先生のダンスレッスンはこちらをよくやっていました。
登校しないことで、最初は学校のある時間はなかなか外に出たがらず、
放課後遊びにだけ行くのも難しい時も多かったので、
運動不足が心配…。
途中からは学校の時間にも自転車で遠くの公園に行って、走り回ったり、
うんていや鉄棒をしていました。
●一人でできるもの
ずっと一緒にはできないので、一人で集中してできるものも色々してもらいました。
・お絵かき 自由に描いたり、YouTubeで描き方を真似して描いていました。
・折り紙 折り紙の本やYouTubeを見て、キャラクターなどを折ったりしていました。
・読書 もともと本が大好きで、たくさん本を読みました。図書館にも借りに行きました。
(勉強に関係する本も選んだりしていました。(例)算数、気象、星、虫、料理など
ただこども達は本を読むのが好きで三男も10冊借りてきても3日くらいで読み切ってしまいます。
こどもが小さな頃から私のカードも併せて20冊借りたりもしていましたが絵本じゃなくなって更に重い…。
しかも平日一緒に図書館に行きたがらなかったので、amazonの Kindle Unlimitedを利用して読み放題対象の本を読んでもらいました。
こちらも初回は30日間無料体験があるので、試してみるのもおススメです。
その後自動継続になるので、継続しない場合は忘れずに解約してくださいね。
スマホで見ると字が小さかったり、こどもが読んでいる時はスマホが使えなくて困りました。
Kindleの端末があれば良かったなと思います。
Kindle Paperwhite (8GB) 6.8インチディスプレイ 色調調節ライト搭載 広告あり
・詰将棋 元々将棋の本や詰将棋の本を数冊持っていて、そのなかの問題を解いていました。
・ラッキーパズル、くもん出版 NEWたんぐらむこちらも以前から持っていて、集中してやっていました。
・あやとり 一人あやとりの他に時間がある時は二人でやっていました。
・マッチ棒クイズ マッチ棒クイズの本の問題を解いていました。
③学校の勉強は焦らずに!
子供が不登校になると勉強の遅れが気になりますよね。
- 登校する時に勉強についていけないとまた登校できなくなるのでは?
- 勉強しない習慣がついてしまったらどうしよう
そんな気持ちがすぐに湧き上がってきます…。
それでも私は学校の勉強は焦らずにいきたい
子供の力を信じて、今この子にしてあげられることを探そう!
と気持ちを立て直していました。
また学校の勉強を焦らずにいきたい理由は、
- 自分が好きだと思っていないことをやるエネルギーがないこと
- 間違える、解けないなどでさらにエネルギーが減ること
- 無理強いしたり怒ることで、親子の信頼関係にひびが入ってしまうこと
とマイナス要因が大きすぎると感じていました。
このことをしかっり頭においたうえで、こどもの気持ちを聞くことが大事だと思います。
私が3人の不登校を経験して今なによりも大切だと思うのは、
「その子の気持ちを聞く」ということです。
「普通のこどもは」とか、「○○くんは」とか、「お兄ちゃんは」とかではなく、大切なのは今のその子の気持ちだと思います。
こどもの様子を見ながら、甘やかしすぎず、厳しすぎず、
その子の気持ちを聞いて、
様子を観察したり、色々投げかけてみて、できなければサッと諦めて、
今のその子に合った対応をすることを大切にしたいと思いました。
このような理由から
学校の勉強を第一に考えない
こどもができる時にできることをできる量することを心がけていました。
またこども自身が勉強って楽しいんだな、学ぶって必要だなと思えるように学ぶことの楽しさを実感できるものや、声掛けの工夫をしていました。
これは小学生中学年だからできたことかもしれません。
うちの上二人が中学生の時は難しくて、なかなか学校の勉強まで気持ちを持っていけませんでした…
中学生になると難しい…
でもその時マイナスな気持ちになりすぎないようにしていました。
無理にやらせようとして親子関係を拗らせたり、本人の意思や自尊心を傷つけないようにしました。
大切にしていたのは
- 今学校の勉強ができなくても色々知ることもできる
- 親子で色々な生き方、働き方を楽しく学んぶことができる
- 調べる力、考える力、色々な価値観があることを知ることで本人が望めばいつからでも勉強はできる
ということです。
中学生の不登校の子にどんなことをしていたかは別の記事に書きたいと思います。
ではまず学校の勉強以外でやっていた学びについて書いていきたいと思います。
④学校の勉強以外でも成長できる
私は長男の時から学校の勉強以外の学びで大切にいていたことがあります。
それは
- 自分で知りたいことを調べられる
- 調べ方はたくさんある
- 知ることは楽しい
- 色々な角度からみると違った答えが見えて面白い
- 考えることで工夫ができたり、楽することができる
- 考えると解決したり、工夫できて楽しい
- 知識を使い、多角的にみて、考えることでアイデアがうまれる
などです。
そういう力をつけてもらう為にやっていたこと
●知ることに関して
・子供が意味がわからない言葉があった時や知ってほしい言葉やものがあった時に
スマホなどで調べて、説明してもらう
学校の勉強に繋がるものなら教科書や本を一緒に読む
・テレビやYouTubeで色々な世界を知る
・英語 NHKのEテレ
・NHK for School 学校でも使用されている理科、社会、総合などの番組
・SDGs関連
「バトンタッチ SDGsはじめてます」
・色々な仕事・世界・生き方・働き方・世界情勢など
「情熱大陸」
「カンブリア宮殿」
●多角的にみることや考えることに関しては
タングラムなどのパズルやじっくり考える系の問題集をしていました。
・ラッキーパズル、くもん出版 NEWたんぐらむ 7つの図形ピースを組み合わせて問題の図形を作るパズル。
- 慣れてくるとこどもだけでできる
- 多角的にものごとをみる力がつく
- 数学の図形感覚が育つと言われています
- 達成感が自己肯定感につながると言われています。
私も子供のころよくやっていて、ピースを裏にしたり、向きを変えることで
違う図形ができることがとても面白く、達成感もあり、大好きでした。
ロンポス、マッチ棒クイズも同じように多角的にものごとを見る力、じっくり考える力がつきます。
これも長男が小学生に上がるころから持っていて、みんな長時間はまって解いていました。
現在売られているのはロンポスもバージョンアップしていたり、我が家のマッチ棒クイズは本なのですが、マッチ棒パズルとして販売されているようです。
こどもが集中してやってくれると
自分の時間もできて、助かる!
楽しい時間で気持ちも満たされたところで少しづつ学校の勉強の声かけもしていきました。
楽しい雰囲気のまま軽く声をかけることを意識していました。
⑤学校の勉強も楽しい気持ちから始めよう
学校の勉強は子供が安定していて、声をかけて機嫌よくやれる時にしていまいました。
なぜならこども自身にやる気がないときは頭に入っていかないことと
勉強を嫌いにしてしまうことは一番避けたかったからです。
新しいことを知ることや調べること
色々な方法を考えたり、工夫したりって楽しい。
こどもが新しい知ること、じっくり考えることが楽しいと思うことが勉強好きにする一番の方法だと思っています。
なので、 軽い声かけにすることや最初に何をやるかにも気をつけました。
例えばYouTubeのチャンネル「いばスタ小学校」や「とある男が授業をしてみた」はよく見させてもらっていました。
「とある男が授業をしてみた」 は中学生次男も登校していた時にもみていて、説明がとても分かりやすく、塾嫌いの次男の勉強の助けになりました。
小3は算数のみですが、本当に助かりました。
また「いばスタ小学校」 は小3は国算理社の4教科ありました。
教科書が違っても考え方を見ながら学んで、その後教科書を読み進めたり、問題を解いてみたりという形をとっていました。
小3算数はこちらになります。
最初から教科書に向かうより
教科書ではどんな説明しているのかな?
違うかな?
見てみようか!
と声をかけるとすんなりと学習に入っていけました。
理科や社会ならNHK for Schoolも見ていました。
算数はYouTubeチャンネルの「とある男が授業してみたら」もとってもわかりやすくて良かったです。
学校の勉強のなかで算数は特に時間をかけないと理解しにくいんじゃないかなと思ったので、ネットの問題や問題集を買ったりもしていました。
算数は以下のものを使いました。
・ネットでダウンロードできるドリル(ちびむすドリルなど)
・問題集「ひとりで学べる算数 小学3年生 」スモールステップで学んでいけます。
・問題集「つまずきをなくす 小3 算数 文章題【改訂版】」「つまずきをなくす 小1・2・3 算数 平面図形」がわかりやすく、見やすいです。
ただ各教科で問題集を買うにはわざわざ本屋に行って中身を読み比べて選ぶのが大変でした。
その後チャレンジのDMを見てタブレットでやりたいという本人の希望もあり、主人と子供で色々調べて、相談の上スマイルゼミに入会しました。
スマイルゼミは英語も入れた5教科対応で、長期休みにはプログラミングも配信されます。
わかりやすい説明で問題が理解できるので、三男は登校し始めてから今でも自ら毎日続ていいます。
時々わからない問題はわたしや大学生の長男に聞いてきます。
登校してから放課後も目一杯遊び、宿題もあるなかで自らやっているので、我が子には合っていたんだなと思います。
約2週間自宅でお試し《全額返金保証》実施している場合があるので良かったら見てみてください。
暇な時間は気づきや思考のチャンス
三男はよく暇だと言っていました。
それは当たり前ですね。
学校で授業を受けている時間って本当に長いんだなと改めて実感しました。
子供が不登校になって実感しました。
でも暇な時間も大切だよね
とも思っています。
その理由は2つあります。
- 頭が空っぽの時に気づきがあるから
- 何もないところから工夫して遊びを考えたり、自分がしたいことを考えたりすることは大切だから
私自身こどもの不登校のこと、進路などに悩んだ時やこどもとの会話で言いすぎたり、感情的になった時は自分の気持ちをじっくり感じることにしています。
自分の気持ちをじっくり感じていると奥に隠れた本当の願いや子供との関わりのアイデアに気づくことがあります。
また、何か新しいアイデアを思いつくのもゆったりとした時間の時が多いように思うのです。
不登校であることも含め、じっくり自分と向き合うことも大切だと思っていました。
もちろん様子を見て、辛そうにしていたら声をかけたほうが良いと思います。
そうでなければ、ゆっくり自分の気持ちを感じ、色々なことを考えることも大きな成長につながるのではないかなと思っています。
と色々前向きにやってきたことを書いてきましたが、実際のわたしは不安に押しつぶされそうになって、こどもに不安をぶつけてしまう日もたくさんありました。
そんな自分が嫌でもっと子供に寄り添おうと思いなおすのに、また不安になって怒ってしまったり…
こどものために頑張ろうと思っているのに
怒ってしまうのはどうして?
こんな私はイヤだ…。
わたし自身かなり不安定だったと思います。
そんな自分に悩んでいたらふとこどもの気持ちを大切にしようとは思っていたけれど、自分の気持ちを大切にしていなかったことに気がつきました。
自分の気持ちを大切にできていないとこども達のやることがわがままに見えたり、自分だけが我慢していると感じることに気づいたんです。
そこで次に自分の気持ちに寄り添うことがなにより大切ということを書いていきたいと思います。
3. 不登校のままで不安…自分の不安に寄り添おう
私は傷ついているこどもを元気づけたいと強く思っているのに反対に傷つけるようなことを言ってしまうのは、何故なのか…。
それはわたしの不安な気持ちよりこどもの気持ちを大切にしたいという思いが間違いだったと思っています。
自分自身が安定していて、心に余裕がないと人を助けることはできません。
この頃の私は
・我が子が意地悪されたことが悲しい
・傷ついているこどもを見て悲しい
・僕はみんなに嫌われているというこどもを見て悲しい
・不登校になってこの先大丈夫かと不安
・お家でこどもを成長させられるかと不安
・子供がわがままを言うとこどもの気持ちを優先しすぎではないかという不安
・放課後登校したかったと泣くので、無理にでも登校させたほうが良いのか悩む
全部書き出せないほど傷ついて、不安や悩みがたくさんありました。
こんなにたくさんの不安があるのに、無かったことにして抑え込むことはできません。
こどもに笑顔で対応し続けることはできません。
そこで一つ一つ思いが溢れたら感じきることにしました。
一人っきりになれる場所で思いを感じて、号泣しました。
- こどもが意地悪されたこと
- こどもが元気がなくなっていること
- あんなにニコニコ楽しい子が笑顔が減ってしまっていること
とても悲しかった
- 大好きなこどもが傷ついていること
- こどもがきずついているのすぐに助けてあげられないこと
- 助け方がわからなくて、間違った対応で傷つけてしまうこと
本当に辛かった
- こどもの将来
- 自分がこどもに良い対応をしていけるか
たまらなく不安
今までのわたしは自分の気持ちに気づいていながらも親としての正解はこどもを守り、助けることと思い、自分の悲しい、辛い、不安という気持ちに蓋をしていました。
これらをしかっり感じて、思いっきり泣いて、かなり落ち着きました。
すこし癒されたのだと思います。
こうやって自分の気持ちを感じることは癒しになるんだなと初めてわかりました。
ここでもう一つ大きな気づきがありました。
私はずっと
- 辛くても我慢するのが美徳
- みんな大変なのだから弱音をはかない
- 自分の望みを言うのはわがまま
- 人に合わせられるのが良いこと
こんな風に思っていました。
これが今までの私の価値観だったのです。
長男、次男と不登校になり、三男が不登校になって初めて気づきましたがこれが私やこども達を傷つけてきた原因かもしれないとも思いました。
私はこれからは自分の気持ちもこどもの気持ちをも大切にしたいと強く思いました。
それからこどもとやったように自分の気持ちを頭の中で見える化していました。
登校渋りのこどもの気持ちを書き出した時のことは下記の記事に書いています。
実際にこどもが学校でのしんどい気持ちを書いていきながら、一緒に解決方法を考えていったやりとりをお話しています。
良かったら読んでみてくださいね。
これは実際に「悲しい」気持ちを書き出して時のものです。
手書きで見にくいと思いますが、見える化はこどもともするときも
画用紙に書いてやっていて、これが一番サッとできるので、そのままの形で載せました。
いつもはもっと雑に書きなぐっています。
書き出して自分の気持ちを見えるようにしたことで
私が望んでいること
そのために何ができるかが
はっきりしました。
上の「こどもが元気がなく、笑顔が減っているから」のほうで説明すると
「どうしたい?」は
こどもに幸せになって欲しい
「わたしに何ができる」は
- こどもがやりたい事を応援する
- こどもに笑顔を見せる
- こどもが好きなご飯を作る
- こどもが幸せになる道を一緒に探したいと思っていると伝える
- 大好きな気持ちを伝える
ということです。
この他にも
「こどもを助けたい」
「自信を取り戻してもらいたい」
「勉強の不安」など
自分の望みとできることを書き出して見えるようにしていきました。
それからはこどもにイライラしたり、不安を感じたり、迷った時
しかっり自分の気持ちを感じて、自分に対して「悲しいよね」と共感して、自分の望みやできることを書き出して気持ちの整理をするようにしています。
それで不安や悩みが消えるわけではないのですが、
わたしがどうしたいか
できることは何か
これがわかっているだけでだいぶ余裕がもてて、望む行動ができました。
今回は自分の気持ちの癒し方として、「自分の気持ちを自分でしっかり感じる」ことをお伝えしましたが、私はその他にも
- 辛い気持ちを相談して、話して手放す
- こどものことばかりに目をむけず、自分が成長できることをする
- 自分の好きなことをして、癒す時間をしっかりとる
などをしていました。
それはまた別の記事に書いていこうと思います。
とっても長くなってしまいました。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
今こどものことが心配でたくさん悩まれて、悲しい思い、辛い思いをされていると思います。
わたしも次男は不登校のままで、三男も時々登校がしんどくなって動けなくなるので、
不安や悲しさや辛さでいっぱいになって、落ち込んでしまう日もあります。
そんな時はまずご自分を大切に、「辛いよね、悲しいよね」と言って抱きしめてあげてください。
そして、辛い気持ちを受け止めてくれるところに繋がってくださいね。
こどものことも大切ですが、お母さんもとっても大切な人です。
ご自分が元気になる為に好きなことをする時間をとったり、笑顔になることをしてくださいね❤
わたしも悩みながらも毎日笑顔を大切にできることをしていきます。
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