わたしは長男、次男と不登校になってからこどもが前向きに勉強する方法はないかずっと悩んできました。
長男も次男も中学生では勉強をしなくなってしまいました。
不登校の子どもが元気になる為にまず好きなことをするのはとっても大切だと思います。
ただ中学を卒業して高校進学をしなかった次男が言いました。
学校に行かなくなったことは後悔していないけど、勉強しなくなってしまったのは後悔してる。
この言葉でもっと工夫すれば良かったと思いました。
そこで三男が不登校になった時、また今再度五月雨登校になっているなかで試行錯誤していること。
上手くいかなかったことをお話したいと思います。
今大事だと思うのは
その子にあった方法でしかも効率よく勉強する方法をみつけること。
三男の場合、学校の勉強を完璧にするというのは合いませんでした。
ではどうすれば良いのか?
我が家では下記のことを大切にしました。
2か月前から三男がまた五月雨登校になってきたので、前回上手くいかなかった原因を考えて本人が自分なりの勉強方法を獲得できるように改善しようと思いました。
そこで今回は不登校や五月雨登校の時の勉強についてこどもが自分なりの勉強方法をみつける為に親子で工夫や改善したことについてお話します。
前回の反省からこどもと相談しながら決めましたが、実際にやってみると
といくつか問題が出てきました。
最後に上手くいかない時に親子で話し合ったことやわたしが気づいた事も書いていきます。
こんなことで悩んでいらっしゃる方にとってすこしでもヒントになったら嬉しいです。
【自己紹介】
週2~3冊程度の本を読みながら子どもへの関わりを工夫・改善しています。
三兄弟の子育て、不登校対応しながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありません。
その中でAmazonの電子書籍サービス Kindle Unlimited (スマホの読み上げ機能を使って聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleがわたしの助けになっています。
不登校関連だけでなく様々な分野の書籍を家事の間も聴きながら勉強しています。
・心理的安全性・対話(オープンダイアログ)・傾聴・レジリエンス(回復力)・自己肯定感・問いかけ・脳科学・モチベーション・幸福・メンタルケア・ストレスケア・メタ認知
本を読むことで専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています。
不登校の子どもの気持ちを理解することと子どもの関りや声かけなどの対応の参考になった本の解説を記事にしています。
知らなかったことや勘違いしていたことで良い対応になっていなかったことがわかり、自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました。
また子どもの今の自分への自信の無さや学校に行けない不安感を本当に理解しないで今まで通り勉強や日常生活の関わりや声かけをすることはとっても危険だと思います。
わたしが思った以上に子どもは学校に行けない事や学校であったことで劣等感を持っています。
子どもの本音や弱音をしっかり受け止めて、ありのままを肯定して自分を信じる力を育ててあげることが最優先です。
下記の記事に不登校の子どもの状態を理解できる本を紹介していますので是非お読みください。
「不登校の子どもの気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】」
1.【不登校・五月雨登校の勉強】親子で相談してこどもが決める
こどもが不登校や五月雨登校が続いている時、
お休みした日にどうやって勉強したらいい?
これは私が何年も悩んでいる問題です。
今回三男が五月雨登校になってきたので前回上手くいかなかった原因を考えてみました。
そこでありきたりなのですが、
本人の意思で勉強をしていたか?
ということがやっぱり大事だと思いました。
そこから本人の意思で勉強にできる為にどうしたらいいと考えてみました。
- 学校の勉強について、どんな時に役立つかなぜ必要か等を話し合い、本人の気持ちも聞く
- 各教科でどんな勉強をするか相談して本人が決める
そこでこどもが決めて実行していく過程や上手くいかない時でも自分なりの方法をみつける為に学べることがあることに気づきました。
そこで気づいた学べることを獲得したいこととして書き出してみました。
2.自分で決めたことが上手くいかない時でも獲得できる5つの力
親子で相談してから三男が何をどんな風に勉強すると決めたとしても、やる気がない日や苦手な教科がなかなかできない等やってみると問題が出てくるだろうと思いました。
それでもその経験をしたからこそ学べることがあるのでは気づきました。
それを「獲得したい力」として大切にしようと決めました。
この目標を決めたことで
三男が苦手な勉強や、やる気が出ない、ぐずる時に怒らない
工夫、決断、実行、改善して、望みを実現可能にする力をつけるチャンスと捉え、問題点を一緒に考える経験にする。
その為にやる気が出なかったり、できない時は怒らず、気持ちが落ちついた時に
どんな風に思っているの?
どうしていきたい?
やり方とか何か工夫できることはないかな?
と困っている気持ちやどうしていきたいのかを聞いて、工夫や改善するようにしました。
わたしが大切にしたいことは
登校していないことで時間があります。
この時間を最大限活かして、将来自分で工夫、決断、実行、改善して望みを実現できる人になって欲しいと思いました。
3.何故相談して決める事が大事なのか
何故相談して決める事が大事なのでしょう?
それは先ほどお話したようにこどもが自分の意思で勉強しようと決めることがとても大切だからです。
そして先ほども書きましたが自分で工夫や改善しながら効率よく勉強する方法をみつけていくことが大切だと思っています。
ただまだ小学4年生の三男が自分で全て考えるのは難しいので、わたしなりの意見も伝えました。
話しをする時は押し付けにならないように、誘導にならないように気をつけました。
お母さんはこんな風に思っているんだけど、あなたはどう思った?
ここで本人の気持ちを大切にしないと本人の意思でなくなってしまいます。
今本人が思っていることをしっかり受け止めて、まずそれでやってみることにしました。
自分の意思でできると自信が生まれます。
まずはそこを褒めて自信をつけることを最優先にしました。
自信ができれば少しづつ増やしていける下地ができます。
焦らずにこどものペースに合わせてスモールステップを積み重ねていくことにしました。
できることをして自分でできたという自信ができる
→そこを褒められる
→もっと頑張りたくなる。
こんな風になることを目標にしました。
相談して決めることのメリットはいくつもあります。
4.どんな風に勉強するのかを相談するメリット
相談するメリットは4つあると考えました。
それぞれどういうメリットなのか詳しく説明していきます。
4-1.なぜその勉強をして、何を得たいのかを考えるチャンス
なぜ学び、何を得るのかがわかっているとその教科や単元をどのくらい勉強するかやどんな方法で勉強すると効率が良いかを考えられます。
例えば英語の学習だとすると、「日常英会話」が上手になりたいならヒアリングや日常英会話に使う単語を覚えれば良いですが、日本の大学入試の勉強をする場合は覚える単語も違いますし、文法なども必です。
学びの目的がはっきりわかっていれば必要な勉強が無駄なくできます。
4-2.苦手や嫌いがわかることで自分に合った勉強法を考えるチャンス
こどもの苦手や嫌いがわかるとこどもに合った勉強法を考えることが出来ます。
ただ頑張るとか我慢して勉強するのでは絶対続きません。
と考えることが出来ます。
例えば社会で自分の町についての勉強だとして、教科書を読むのはつまらないと思った場合。
実際に町を親子で歩いてみる。
授業でも周辺をみんなで歩いてみて、教室で気付いたことを話し合うと思うので、同じように歩いてみて、親子で話し合うのも良いかもしれません。
また動画だと興味がでるものもあります。
三男は社会があまり興味がないのでYouTubeを見ていました。
YouTubeも勉強としてたくさん活用しています。
4-3.自分が決断することに大きな意味がある
自分が選んだことは人にやらされたものよりモチベーションが違います。
自分で決めるというのは自分を信じる力になるとも思います。
但しここで注意しようと思っていたことが2つあります。
絶対怒ってはいけないわけではないのですが
問題が起きた時、上手くいかない時、「怒る」ではなくて
「こどもの学びや経験にならないか」という視点を持っているほうが自分(親)も楽になる。
4-4.本人が工夫や改善することでできなかった経験ではなくできた経験にする
実際に勉強をはじめてみるとやりたくなかったり、決めたのにやらなかったり、愚図ったりしました。
でも勉強はなかなか前向きにできないものだと思います。
そして一人で勉強するのはとってもしんどい。
すごく努力がいることです。
そこでわたしは今回乗り気でない時は無理強いたり、怒ったりせず見守るだけにしようと思いました。
自分で決めたのにできなかったという経験にしない為です。
そして半日くらい経って自分もこどもも落ち着いた時に優しく
どうしたいと思ってる?
やりたくない時はやりたくないでもいいんだけど、本当はどうしたいと思っているか教えて。
と声をかけるようにしました。
三男は
やらなきゃいけないと思ってるんだ。
でもできないんだ。
とか
漢字は上手に書こうと頑張っても上手く書けなくてイライラしちゃう。
など気持ちを教えてくれます。
こどもが勉強できない理由である「気持ち」「感情」が工夫や改善のヒントになる
頑張りや我慢を伝えてしまうとこどもが本当に困っていたり、嫌だと思う理由がわからないので、工夫や改善ができないのでとってももったいないです。
ビジネスでも問題を解決することが必要です。
その力を伸ばすためにも我慢ではなく問題点を探し解決することが大切です。
そしてもっとも大切なのが
ですからこどもが困った時、やりたくない時にその原因を親子で共有し、やりやすい方法を探していくことがとっても大事だと思います。
例えば三男の場合、
書くのがとっても苦手。
それでも英語の単語を書いて覚えたいということで、大好きな「フォートナイト」のゲーム内にでてくる単語を調べて書くことにしました。
また、英語の動画やテレビを観ているのですがその中から覚えた単語を2語ノートに書いて教えてもらうということもしています。
このように苦手でも
ということに気づいて欲しいと思っています。
こういう工夫や改善は日常生活や将来仕事をする時や人生のあらゆる場面でも役立ちます。
5.相談して決めた内容(各教科別)
ここでは実際に相談して決めたことを流れに沿ってお話します。
まずお休みした日は朝時間割をみて、どの教科をどうやって勉強するかを書き出すことにしました。
その為にどの教科を勉強するか。
どんな勉強をするかを考えました。
5-1.勉強をする教科を書き出す
三男の場合
5-2.土台はスマイルゼミに
我が家の場合、学校の勉強の土台はスマイルゼミにしました。
去年三男が不登校なった時に三男がチャレンジをしたいというのでチャレンジタッチとスマイルゼミの資料を請求し父と三男で相談し、スマイルゼミに決めました。
スマイルゼミはタブレットの通信教材で各教科学校で習う各教科が網羅されていて英語やプログラミングも学べます。
スマイルゼミは2週間無料でお試しできます。
タブレット学習がどんな感じか実際にやってみないと実感がわかなかったり、タブレットだから書く問題が少ないのではという先入観があったので、2週間の無料お試しをおすすめします。
お試しの詳細・資料請求は下記のリンクからできます。
我が家がスマイルゼミに決めた理由は
チャレンジタッチも検討しました。
チャレンジタッチは
進研ゼミでは4月からの受講の早期割引キャンペーンをしています。(2/13まで)
また4月からの受講申し込みで当たるプレゼントキャンペーンを行っています。
まずは下記リンクから資料請求をしてみてください。
我が家の場合三男が自らタブレットで勉強やりたいと言ってきてやる気もあったので、シンプルな画面で勉強に集中できるスマイルゼミにしました。
チャレンジタッチはサポートコンテンツが盛りだくさんで勉強以外に意識がいってしまうところもありかなと思いました。
但しキャラクターが話してくれたり、ゲームなどで学習に誘導してくれるしかけが沢山あるので、勉強に促しやすい印象も持ちました。
先ほどもお話したように
決める時は両方の資料を請求してみてください。
実際にお子さんと内容を見比べてみることをおススメします。
次に学校の教科はそれぞれどんな内容を覚えると良いのか話し合いました。
5-3.学校の勉強(国・算・社・理)でどんな勉強をするか相談する
三男は漢字を書くのが苦手で好きではなので時間がかかります。
ここで本人が工夫したこと。
好きな曲を聞きながら漢字を書く
三男は算数が好きなので一番に手をつけることが多いです。
計算問題も大切ですが、三男はじっくり考えて答えを出す問題が好きなので、「5分で論理的思考、「天才ドリル ナンバー・マトリックス」をやることが多いです。
社会はあまり好きではありません。
教科書もなかなか読む気になれないということで工夫しました。
YouTube動画だと見たいと思えるようなので、「いばスタ小学校」小4社会を見ながら、「小学総合的研究 わかる社会」でその単元の内容を読む程度にしました。
三男は理科も大好きで「新しい教養のための理科 応用編 II」「中学入試 くらべてわかるできる子図鑑」 は以前に一緒に見て買っていたので授業の単元の内容を読むようにしています。
まず動画を見てから読むという流れでやっています。
理科も自らできる教科の一つです。
5-4.学校以外で本人がやりたい勉強(英語・プログラミング)
これは学校に行けない時に自分の好きなことも伸ばしたいよねと話し合い決めました。
これには私なりの狙いがありました。
それは学校の勉強だけをずっと続けるのは三男にはしんどいと思ったので、
- 英語とプログラミングはテレビ・ゲーム・アプリ・YouTubeを使ってご褒美的な内容に
- 楽しいと思える勉強を学校の勉強の合間にやることで苦手な勉強を終わらせる目標にする
- 楽しい勉強だと進んでできるので、自分から勉強ができたという達成感にする
このような理由から内容はこどもが楽しめるかを基準に考え、本人が気に入ったら採用しました。
【Numberblocks】はYou Tube動画はイギリスBBC運営の幼児向け専門チャンネルで数のブロックが出てくる英語のアニメです。
内容は算数で倍数やかけ算、割り算などの計算を視覚的に学べます。
三男にはこれが一番のご褒美。めちゃめちゃはまっています。
【Duolingo】は無料の英語アプリです。(もっと学びたい時は課金して有料版に)
こちらも三男がはまっています。
こちらはわたしは全くわかりません…。
長男がわかるので、長男に聞きながらパソコンでMODを作成しています。
実際にプログラミング言語を使ってできるもので楽しめるものとして、「マインクラフト」のMODを取り入れています。
今後良いものがあったら取り入れたいと探しているところです。。
6.勉強できない、上手くいかないことは悪くない。私の失敗と本当に大切な事
実際に親子で目標を掲げて進めてみました。
最初こどもも工夫しながらやる気で勉強することができましたが、暫くして上手くいかない事が出てきました。
それぞれのその後と改善点をこどもとわたしにわけてお話していきます。
6-1.朝休むことが決まってすぐに今日の予定を決められなかった。
1.声をかけてもやり始めないので暫く様子を見ながら待ってみたら動き出した。
6-2.苦手な漢字ができない日があった。音楽を聞くという工夫だけでは難しかった。
夜に「どうしたい?」と聞いたら「今からやる」と言って音楽無しで集中してやり遂げた。
6-3.英語やプログラミングだけで勉強を全くやらない日があって怒ってしまった。
夕方まで待ってみたが楽しいものだけやって、それ以外の勉強ができないことにイライラして怒ってしまった。
まとめ
以上のことからもわかるようにわたしは上手くいくことが良いことと思いすぎているなと思いました。
もちろん上手くいったら良いのですが、大切なことは
それでは今後なにを大切にしたいか
うまくいかなくても一緒に話し合いながら自分なりの対処法を探していくことでこどもが成長するんだと思いました。
今回我が家の試行錯誤や使っている教材などをお話しましたが、親子で話し合って、お子さんの合うやり方やものを選んでいくことが大切だと思います。
少しでもヒントや参考になるものがあると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
毎日お疲れ様です。
こどもと向き合うなかで時間や心身を使いすぎて辛くなっていませんか。
何度もお伝えしていますが、本当に大切なのでまた伝えます。
辛い時は無理しなくて大丈夫です。
毎日自分の不安やイライラを抑えてこどもに寄り添うことは本当に大変です。
何よりご自分を大切に、少しの時間でも休んだり、家事を手抜きしたり、自分を大事にする行動をしましょう。
もしそれが不可能だとしても自分の不満やイライラ、辛さや悲しさを否定せずに自分に寄り添ってあげることはできます。
少しでも元気になれば、少し前向きになれたり、もっと元気になったらできることが増えます。
自分を否定したり、ばかにしたりしないで、少しづつやっていきましょう。
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