不登校親のイライラ我慢が必要?ネガティブも受け入れ楽になろう

不登校親のイライラ我慢しないで 不登校 親の気持ち
こんな気持ちになりませんか?
  • こどもを元気にする為に精一杯学び、考えている対応を周りから否定されて辛い
  • こどもにとって良い対応を心がけているのに拒否されて投げやりな気持ちになる
  • こどもの為に色々無理をしているのにこどもは好きなことをしていてイライラする
  • もう限界でこどもの為に頑張れない。そんな自分を責める


これはわたしが感じてきたことです。


こどもが不登校になって学校に行けないことを受け入れられてから傷ついたこどもを元気にしたいと情報を集め、相談し、こどもに寄り添う対応を心がけてきました。

それでも良かれと思った対応が上手くいかない

  • こどもから拒否される
  • 周りから対応法を批判される
  • 先生に理解してもらえい
  • どんなに頑張っても変わらないことにイライラする
  • 自分の力不足や性格を責めてしまう

こんな風に感じて落ち込むことが多々ありました。(下記の画像を参照)

このようにこどもの為に頑張ろうと決意しても辛いことがたくさんあって、ネガティブな気持ちになってしまうことが多かったです。

何度も頑張ろうと思い直すのにネガティブな気持ちになって、こどもの為に頑張れない自分をまた責めてしまう。

このことが一番辛いです。


でも今のわたしはネガティブな感情はあっていい、我慢するのではなく大切にしたいと思っています

不登校のこどもを支えている保護者の皆さんにどうしても伝えたいこと。

自分の気持ちを否定しないで!
  • 自分の辛い気持ちやイライラを我慢しなくていい。
  • 不満を感じてもいい。抑えなくていい。
  • ストレスを感じたら罪悪感をもたず好きなことしていい。
  • もう限界と疲れた時は休んでいい。
  • できないことは「できない」と言っていい。
  • 上手な対応できなくてもダメな親じゃない。

わたしが自分の気持ちを否定しないで大切にすることで、

楽になったこと
  • ネガティブな気持ちが湧いても感情に巻き込まれず、慌てず対処できるようになった
  • 自分の気持ちを認めるとこどもの不安や今の気持ちを受け入れやすくなった
  • 自分の気持ちを受け止め、落ち着いたことで相手が受け取りやすい形で自分の気持ちや考えを伝えられるようになった


今回は「不登校親の気持ちイライラや不安はダメ?我慢が良くない理由」について書いていきます。

  • 不登校のこどもを支える為に親が自分の気持ちを抑えたり我慢するのは危険
  • なぜ親が自分の気持ちをまるごと受け入れると良いのか
  • 自分の不安やイライラした気持ちの解消方法
  • ネガティブな気持ちの解消方法のコツ
  • 自分の気持ちを我慢しない時に注意すること

下の目次から必要な内容にとべますので、気になるところを読んでみてください。

「なんで私ばかり我慢しなきゃいけないの?」「イライラする私はダメな親だ」

不登校のこどもを支えているとそんな風に思ってしまう時があります。


そんな時に自分の辛い気持ちやイライラする気持ちは間違っていない、あっていいんだと思うこと。
そういう時に楽な気持ちになって、対応できる方法をお伝えできたらと思います。


今回ヒントをもらった本

今回ヒントになる本は松村 亜里 さん著の「お母さんの自己肯定感を高める本」です。

お母さんの自己肯定感を高める本」はAmazon電子書籍サービスKindle Unlimited 会員(月額980円)だとの読み放題対象の本です。

Kindle Unlimited 会員になったことない方は30日間無料体験で「0円」で読むことができます。

また Kindle Unlimited会員になったことある方も月額980円で会員になった方がお得に読めます。

その他不登校関連の本や自己肯定感など参考になる本が多数読み放題対象になっています。

下記のリンクから読み放題対象の本を調べることができるので、参考にしてみてください。



【自己紹介】

自己紹介 不登校親の目標


週2~3冊程度の本を読みながら子どもへの関わりを工夫・改善しています。

三兄弟の子育て、不登校対応しながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありません。

その中でAmazonの電子書籍サービス Kindle Unlimited (スマホの読み上げ機能を使って聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleがわたしの助けになっています。

不登校関連だけでなく様々な分野の書籍を家事の間も聴きながら勉強しています

重要だと思う分野

・心理的安全性・対話(オープンダイアログ)・傾聴・レジリエンス(回復力)・自己肯定感・問いかけ・脳科学・モチベーション・幸福・メンタルケア・ストレスケア・メタ認知



本を読むことで専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています

不登校の子どもの気持ちを理解することと子どもの関りや声かけなどの対応の参考になった本の解説を記事にしています。


知らなかったことや勘違いしていたことで良い対応になっていなかったことがわかり、自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました


良かったらお読みください。

「不登校の子どもの気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】」



今後も参考になった本、ヒントが多かった本のご紹介をしていきます。



大切に思うこと

色々な感想をもたれると思います。正解は一人一人違うと思っています。

私は本や他の方のやり方をみて、自分やこどもに合うやり方を模索してきました。

合うものもたくさんありましたが、自分の考え方に合わないことこそ、自分なりのやり方が見えてきました。

不登校の解決は子どもに合った方法を早くみつけ、対応することがとても大切です。

それは長男が大学途中に立ち止まってしまったことで切実に感じています。

私の考えややり方を読んで、皆さんやお子さんに合ったやり方を見つけるチャンスにつながることを願っています。


1.不登校の子供を支えるのに親の気持ちを抑える・我慢は危険


こどもが不登校になった時によく聞いた言葉

親が気をつけるように言われること
  • こどもの味方になって
  • 怒ったりせず理解してあげて
  • こどもの言動を否定しないで受け入れて
  • こどもを不安にしない為に笑顔でいて

「こどもは傷ついているのだから」ということを理解してから、それが正しいと思い込みたくさん我慢をしていました。

でもこどもとの毎日の中で抑えようとしてもイライラや不安が溢れてくることは止められず

限界になって酷いことを言ってこどもを傷つけてしまい、その度に自分を責めるということを繰り返していました。

どうしたらこどもを傷つけないでいられるだろう?

じっくり考えてみましたが、不登校の親にはたくさんの負担がかかっていて、イライラや不安という気持ちをなくすことができないと思いました。


そもそも気持ちを我慢したり、抑えつけることが間違いなんだ。

例えば

  • 時間的に負担がかかる
    送迎、先生との電話、子供のフォロー、今後の可能性を探す、お昼ご飯等
  • 精神的負担がかかる
    将来や今の子供の対応わからどうしたら良いかわからない不安、自分の望む状態ではないことへの苛立ち等

このようにたくさんの負担がかかっているのでネガティブな気持ちが出てきて当たり前です。


それなのに自分の気持ちを否定して、我慢や抑えるという対処が間違いだと思ったのです。

しかも抑えたことで結果的にもっと酷いことを言ってしまい、親子ともに傷つくだけでとっても危険だと思いました。

不登校のこどもが傷ついていて、気持ちを受け入れられることで元気になるなら、親も傷つき疲れているのだからわたしの気持ちも受け入れられたいんだ。

そう思ってもこどもに受け入れてもらうのも違う…。

そこで自分で自分の気持ちをまるごと受け入れてみようと決めました。

実際にやってみて色々な気づきがありました。


2.なぜ親が自分の気持ちをまるごと受け入れると良いのか

学校で傷つき不登校になっているこどもに必要なのは家で自分を受け入れられて、自信や元気を取り戻す事です。

そこで一番近くにいるお母さん(親)の支えがとっても大事になります。

それにはこどもを支える親がポジティブ、ネガティブにかかわらず自分の気持ちをありのまま許し、受け入れることが大切です。

何故なら

  • こどもを支える為に親が元気でいることが一番大事
  • 自分に許していない感情や行動があるとこどもの感情を受け入れられない
  • 自分の気持ちを我慢することはこどもの為にはならない
  • 科学的に証明されている「幸せは伝播する」

これは実際にわたしが何年も気持ちを否定し、抑えつけてきて感じてきてわかったことです。

それぞれお話していきます。



関連記事

「不登校の親「疲れた…」と思った時本当に欲しいもの【不登校親の本音】」では疲れてしまったり、限界、辛いと感じる時に本当に欲しかったものについて書きました。

不登校の子どもを支える上で、親が批判や評価されずに弱音を吐き出せる場所が必要だと強く感じています。

また一番の批判や評価をしているのは誰なのか、どのように解消しているかについても書いています。

良かったら読んでみてください。



①こどもを支える為に親が元気でいることが一番大事

先ほどお話したように不登校のこどもの対応をしていると親には時間的・精神的負担がかかります。

その状態では前向きにこどもを支えることは難しい。

最初に書いたように親の辛い気持ち、疲れ、不満などをしっかりケアして、元気になる事が大切です。


  • 自分の辛い気持ちやイライラを我慢しなくていい
  • 不満を感じてもいい抑えなくていい
  • ストレスを感じたら罪悪感をもたず好きなことしていい
  • もう限界と疲れた時は休んでいい。
  • できないことは「できない」と言っていい
  • 上手な対応できなくてもダメな親じゃない


辛い・イライラ・不満などのネガティブな気持ちも我慢しない


ネガティブな感情は抑えるとより意識されると言われています。

反対に「辛いよね。」「イライラするよね」「酷いよね」と自分の気持ちを肯定して、気持ちが落ち着くまでゆっくり味わう。

そうすることで落ち着いてきます。

自分は大切にされる存在なのだと感じるのです

そもそも不登校のこどもと一緒に過ごしていると先ほどお話した時間的・精神的負担がかかるので、ネガティブな気持ちになって当たり前です。

「そう思って当然だよね。」と自分の気持ちを大切にすることで自分が自分の味方になるようにしています。


ストレスや疲れを感じたら罪悪感をもたず好きなことをしたり、休んでいい。


以前はこどもが傷ついているからとできるだけこどもの気持ちを大切に学校の送迎などを必ず付き合わなければいけないと思っていました。

でも今は親が自分のストレスや疲れを我慢してこどもの対応を全てきちんとしなくてもいいと思っています。

また自分がストレス発散になるような好きなことや幸せを感じることをしていいし、疲れたらお昼寝してもいい。

幸せを感じたり、落ち着いたり、疲れがとれればまた前向きにこどもに向き合えます

「息抜き」は必要です。

できないことがあってもいい。上手な対応ができなくてもいい


先ほどもお話したように親だから、こどもが傷ついているからといってなんでもやらなければいけないことはありません。

そもそも自分がやりたくもないのに相手の為に行動することは相手への不満になるだけです。

「やりたくない」「できない」と罪悪感なく丁寧に伝えれば良いことなんだなと気づきました。

②自分に許していない感情や行動があると人の感情を受け入れられない


わたしはこどもが不登校になって三兄弟の子育てや家事という日常のことに加え、不登校の子の気持ちを聞き対応し、学校との連絡、不登校のこどもの現在と将来の為の情報収集や相談、他の兄弟への配慮などでどんどん疲れきっていました。

本当はもう休まないと心も体も限界でした。

それでも「お母さんなんだから」「不登校のこどもを救わなきゃいけないんだから」と常識や理想を気にして休むことができませんでした


そのうちにこどもにイライラすることが多くなりました。

今思うと心の奥底でこどものことをわたしに「迷惑をかける人」「嫌な思いをさせる人」と思ってしまっていたかもしれません。

こどもがちょっとしたわがままを言うという普通あることからゲームばかりして一向に不登校が改善しないことまでとてもイライラするようになりました。

ある時思ったのは


わたしはいつまで自分の本当の気持ちを抑え込まなきゃいけないの?

わたしだけ我慢しなきゃいけないの?


わたしの苦しさや辛さは誰が癒してくれるの?

頑張りは誰が褒めてくれるの?

と思ってしまったのです。

そこでやっと大切なことに気づきました。

大切
  • 自分の気持ちを我慢しているからイライラする
  • 自分もこどもと同じように疲れたら休んでいいし、辛かったら自分を甘やかしていい
  • 自分の気持ちは自分で癒せる
  • 自分が頑張ったことも自分が褒める
  • 自分を大切にすることでこどもを大切にできる


そこからわたしは自分の気持ちを大切にしてみました。

そうすることで何か変わったことはないのにどんどん元気が出てきました。



③自分の気持ちを我慢することはこどもの為にはならない

親が自分の気持ちを我慢することがこどもの為に良くないと思う理由は3つあります。

  • 我慢したことでこどもに対し嫌な感情を持ってしまい、それを感じたこどもの自己肯定感を下げる
  • 「やってあげでいる」と感じてしまい、こどもに見返りを求めてしまう
  • 我慢している親を見てこどもも我慢しなければいけないと学習する

我慢したことでこどもに対し嫌な感情を持ってしまい、それを感じたこどもの自己肯定感を下げる


先ほどもお話したようにわたしが自分の気持ちを我慢していたことでこどもに対し「迷惑をかける人」「嫌な思いをさせる人」と思ってしまうことでこどもにイライラすることが増え、優しい対応ができなくなります。

そんな親の態度や気持ちが見えたらこどもはどう思うでしょう。

親が自分を良く思っていないと感じ、自己肯定感を下げてしまうだけだと気づきました。


「やってあげでいる」と感じてしまい、こどもに見返りを求めてしまう

こどもが元気になる為に自分の気持ちを我慢している時にわたしが感じてしまったのは

  • 勉強しないでゲームばかりでも我慢してだいぶ待ったのだからそろそろ気づいて生活を改めて欲しい
  • 学校まで送ってと言ったから連れてきてあげたのに、門から入れないことにイライラしてしまう

このように自分がこどもの為に頑張ったことや我慢したことを「やってあげているのに」という気持ちになって、その結果や見返りを求めてしまい。こどもが変わらないと責めてしまうことが度々ありました。

我慢している親を見てこどもも我慢しなければいけないと学習する

親が我慢している感情があるとこどももその感情を我慢しなければいけないと学んでしまう可能性は高くなります。

友達や仕事、その後の夫婦関係でもこどもに「自分が我慢する」という生き方をして欲しくはありません。

わたしは今幸せに生きていくためには「あなたの感情や考えを大切にしたいと思っています。同時にわたしの感情や考えも大切にします。」という考え方をとっても大切にしています。

親子でも同じです。

そこで私は日常の親子のやり取りの中でお互いの気持ちや考えを聞くこと伝え方について実践しながら学んでいて、こどもにも良い方法を親子で探そうねと伝えています。


④科学的に証明されている「幸せは伝播する」

「幸せは伝播する」と科学的に証明されているそうです。

松村 亜里 さん著「お母さんの自己肯定感を高める本」のなかで

ママであるあなた自身の「幸せ」を後回しにせず、第一番に大切にしてほしいのです。  なぜなら、あなたが幸せでいることは、あなたのお子さん、ご主人、ご家族、友人など、あなたに関わる全ての人の幸せの元となっているからです。 
これは科学的に証明されている事実です!

松村 亜里 さん著「お母さんの自己肯定感を高める本」 WAVE出版 (2020/2/15)


カリフォルニア大学サンディエゴ校のジェームス・フォーラ氏の研究報告書は、実に興味深い事実を検証しました。「幸せは伝染する」というのです。

松村 亜里 さん著「お母さんの自己肯定感を高める本」 WAVE出版 (2020/2/15)

こういう理由からお母さんが我慢して自己犠牲的な生き方をするのではなく、幸せに生きることがとっても大切だと思います。

実際にわたしもこどもの為に我慢していたころより、自分の幸せを優先しているほうがこどもの望みを叶えていないのにこども達が元気なのを感じています。

逆にわたしの我慢からの頑張りはこどものプレッシャーになったいたと思います。

この本はAmazon電子書籍サービスKindle Unlimited (初回30日無料体験)会員だとの読み放題対象の本です。

Kindle Unlimited を使ったことない方は30日間無料で体験できます。

まだ Kindle Unlimited を使ったことがなく、初めて使う方は30日無料体験でゼロ円で読むことができます

Kindle Unlimitedはどこでも スマホで読書ができる便利なサービスです。

読み放題対象の本は30日無料体験の間に何冊でも読むことができます。

Kindle Unlimited については「不登校を本で変えよう!Kindle Unlimited月980円がお得(無料体験あり)」という記事で詳しく書いています。

わたしは不登校関連以外の読書からも不登校のこどもの対応や自己肯定感の上げ方などのヒントをたくさんもらっています。
良かったら参考にしてみてください。

今後も記事のなかでおすすめの本の紹介もしていくつもりです。

3.自分の不安やイライラした気持ちはどうすると良いの?

それでは自分の不安やイライラはどうしたらよいでしょう。

最初に書いたように

  • 自分の辛い気持ちやイライラを我慢しなくていい。
  • 不満を感じてもいい。抑えなくていい。
  • ストレスを感じたら罪悪感をもたず好きなことしていい。
  • もう限界と疲れた時は休んでいい。
  • できないことは「できない」と言っていい。
  • 上手な対応できなくてもダメな親じゃない。

こどもにイライラや怒りをぶつけなくてもこのように自分の気持ちを大切にすることはできます

わたしはこれを罪悪感なくやるように心がけています。

例えばわたしは週1で運動施設の指導のお仕事をしているのですが、この仕事はわたしがとっても大切にしていることなので、三男が登校しぶりで朝登校できない時に、

「お母さんにとって大切にしたいこと。だからお仕事の時間に間に合わない時は送っていけない。

と伝えています。

以前は送れない自分を酷い親だなと思って一日中責めていました

その為仕事の朝は早く準備しない三男にイライラして急がせてしまい、そのせいで登校できなかった日もありました

こどもが朝ぐずぐずしても落ち着いて対応ができて、こどものことと自分のことをわけて考えられるようになったと思います。

こどもも登校できる日は時間に合わせて準備をしてくれますし、登校が難しい時は登校できないと伝えてくれて、お家で何をやるかを一緒に計画立てられるようになりました。



4.ネガティブな気持ちの解消方法のコツ

先ほどわたしなりの解消法を書きましたが、皆さんが解消方法を考える時にいくつかのコツをお話します。

解消方法を考えるコツ
  • ネガティブな感情が溢れた時は限界を超えていると認識する
  • 病気の時とおなじで、ネガティブな気持ちを癒す・休むという対処をする
  • 自分が好きなことや幸せなだと感じることをいくつも考えておく

それぞれお話していきます。

①ネガティブな感情が溢れた時は限界を超えていると認識する

まず不安やイライラなどのネガティブな気持ちが溢れてきた時、疲れて気力が出ない時は自分の限界を超えていると認識しましょう。


今はそれだけ辛いし、気力もないと自分がわかることが大事です。

わかることで次に対処することができるようになります。


②病気の時とおなじで、ネガティブな気持ちを癒す・休むという対処をする

自分が限界と認識できたら次に自分の辛い気持ちに対処したり、疲れたら無理をしないで休むという行動をとることができます。

特に楽になったのがイライラしたり、気力がない場面でこどもが気になる行動をした時です。

今は良い対応はできないし、良い答えも思い浮かばないから対応しないという選択をとれるようになりました。


不登校のこどもの対応で疲れたり、イライラする時は対応しないと伝える

③自分が好きなことや幸せだなと感じることをいくつも考えておく

次に自分が限界を感じた時にどんなことだと幸せや安らぎや楽しいと感じられるかを普段から探しておくのがおススメです。

以前のわたしは全然完璧ではありませんが家事も育児も時間や気持ちでは100%以上使っていたと思います。

元々片付けや掃除が苦手だったので、きちんとやるのにとってもエネルギーが要ります。

そして好きなことや楽しいことを全くやっていなかったわけではいのですが、どこか罪悪感を持ちながらやっていたように思います。

今のわたしは自分が限界を感じた時は罪悪感なく自分の為に時間を使うことを認めています。

例えばわたしがやっていることは

こんな風に自分の好きなことをすると癒され、エネルギーが湧きます。

わたしにとって、辛くなったらBTS。疲れたらチョコと珈琲です。

メンタルケアの手順でこちらの本がとても参考になります。


参考書籍

エマ・ヘップバーン さん著「心の容量が増えるメンタルの取扱説明書【「くり返し使える!心を整理するワークシート」DL特典付き】」はメンタルケアの参考になりました。

自分の心の容量をジャム瓶に例えていてとてもわかりやすい。

一人一人その容量も入るストレスも違います。

その瓶がいっぱいにならないように自分なりの「メンタルを整える道具箱」を準備することをおススメされています。

メンタルを整える道具もいくつも提案されていて、読者に合った方法を考えられるように読み進むたびに質問が用意されています。

それに答えていくことで自分なりのメンタルの整え方がわかってくるようになっています。

良かったら読んでみて、自分に合ったメンタルの整え方を探してみてください。


心の容量が増えるメンタルの取扱説明書【「くり返し使える!心を整理するワークシート」DL特典付き】





④限界を認識し対処することのメリット

自分の限界を認識して対処できることで得られるメリットはいくつもありました。

  1. むやみな衝突を避けて親子が傷つくことを減らせた
  2. 衝突したことで積み上げた良い関係を悪化壊すことが減った
  3. 落ちついてエネルギーがある時に考えたり、対応できることで良い結果につながることが増えた


不登校の対応で一番大切にしていること

自信を無くしているこどもの自信をいかに上げていけるか


そんなわたしが一番避けたいのがむやみな衝突で傷つけること。
そんなことを繰り返していては一向に自信も元気もたまりません。

またむやみな衝突で親子関係が悪くなってしまうことも避けたいことです。
良い関係に戻すのにとても時間がかかります。

そして前章でもお話したように意外に気づきにくいのですが対応しないという選択をとれることは色々な場面でメリットがありました。

不登校のこどもの対応で疲れたり、イライラする時は対応しないと伝える


限界を認識して、今は良い対応ができないからと保留にできる

そして自分が落ち着いた時に対応するとこどもの自信や元気を高める対応ができることがとっても増えました。

それは自分の自信にもつながりました。

良いことだけかというと気をつけるポイントもありました。


5.自分の気持ちを我慢しない時に注意すること

自分の気持ちを我慢しない時に注意していることはこどもを否定する伝え方にならないようにするということです。

こどもを否定する伝え方はこどもを傷つけ、親子の関係を悪くしてしまいます

その為に気をつけていることは

  1. 自分のネガティブな気持ちを認め、感じる
  2. その気持ちの奥にある願いを知り、良い対応方法を考える

それぞれ簡単に説明するとまず


1.自分のネガティブな気持ちを肯定的に受け止める

自分のイライラする気持ち・不安な気持ちを肯定的に受け止めることで、自分のことを大切にする


2.その気持ちの奥にある願いを知り、良い対応方法を考える

ネガティブな気持ちの奥に本当の願いが隠れている場合はとても多いなと思っています。

例えば、下記の図のように感情の奥に本当の願いがありました。

不登校の親の不安やイライラの奥にある本当の願い


このように感情の奥には「こどもが幸せになる為にできることをしたい」という願いがありました。

そのことに気づけると、「こどもが勉強しなくてもできることはないのか」や「こどもの力になるサポートは何だろう」と考えられるようになりました。


まとめ:親子それぞれの気持ちを大切にすること

今回は不登校の親はイライラや不安や無力感を感じることが多いけれど、こどもの為だからと自分の気持ちを否定したり、我慢しないで欲しいということをお話しました。


そして自分のネガティブな気持ちや疲れを感じたら罪悪感なく自分の為に時間をつかいましょう。


親子の気持ちがぶつかってしまう時は相手の気持ちや考えを傾聴(丁寧に聞く)することと相手の受け取りやすいように自分の気持ちや考え伝える練習だと思っています。

最初から上手くできなくていいと思っています。

一緒に上手になるためにゆっくり練習していって、誰と過ごす時も相手と自分の気持ちを大切にできる人になったらいいな。

自分もそんな人になりたいなと思います。

今回ご紹介した本

松村 亜里 さん著「お母さんの自己肯定感を高める本」では「ママの自己肯定感をアップ《実践編》」という14個のワークも載っています。

実際に読んで自分を最優先で幸せにして、周りにもその幸せを伝播させていけることが増えるといいなと思います。

この本はAmazon電子書籍サービス Kindle Unlimited 会員だとの読み放題対象の本です。

Kindle Unlimited を使ったことない方は30日間無料で体験できます。

まだ Kindle Unlimited を使ったことがなく、初めて使う方は30日無料体験でゼロ円で読むことができます

Kindle Unlimited はどこでもスマホで読書ができる便利なサービスです。

読み放題対象の本は30日無料体験の間に何冊でも読むことができます。

わたしは「不登校のこどもを元気にする」「自分らしく生きていく」「自分らしい働き方」などのヒントをもらう為に読書を続けています。

Amazonの電子書籍サービスKindle Unlimited は1日最低15分。

AmazonのオーディオブックサービスAudibleでは洗い物、洗濯、掃除などの家事の時間を全て使って読書をしています。

Kindle Unlimited については「不登校を本で変えよう!Kindle Unlimited月980円がお得(無料体験あり)

Audibleについては「不登校や子育ての悩みにAudible聴く読書で本からヒントをもらう」という記事で詳しく書いています。

良かったら参考にしてみてください。

今後も記事のなかでおすすめの本の紹介もしていくつもりです。

最後までお読みくださりありがとうございました。


おてがみ

お母さんたちへ

毎日お疲れ様です。

今回はネガティブな気持ちの受け止め方や対処方法について書きました。

わたしは12年前長男が小2の時に不登校になり、初期にだいぶ無理をさせて、脅したり、説得してしまいました。

その後笑顔や表情の無くなった長男を見て、「こんなに辛く苦しいんだ」と実感してからは傷つけてしまった後悔から本音を言えず、ずっと見守り続けてしまいました。

どちらも違っていたと今では思います。

今は怒ったり、脅したりせずに、お互いの気持ちを伝え合いながらどうしたら長男が幸せに生きていけるか一緒に考えていく時間にすれば良かったと思っています。

そして長男が大学を1年休学を決めるまでの葛藤の時期、受験をしないと決めた中3次男とできることを少しずつ積み上げていこうと話す中、五月雨登校の三男と三男らしい生き方、学校との関わり方を一緒に模索するなかで、お互いの気持ちを大切にし、伝え合い、分かり合う練習をしています。

今回のお話を読みながら、反対意見もあると思います。

共感などもあるかもしれません。

それが皆さんの大切な気持ち、考えです。

親が自分の軸となる気持ちや考えをしっかりもつことで、安心してこどもに対応できる土台になるのかなと思っています。

たくさんの不登校のお子さんやご両親が自分らしい道をさがしていくためのヒントになったらいいなと思います。

お読みくださりありがとうございました。

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