2026/4/10更新
心が軽くなり、自分や子どもに合った関りができるようになったおすすめの本をまとめました。
不登校だけでなく、ひきこもり、トラウマ、脳、メンタルケア、聞き方、伝え方などの本を読んで、不登校の子どもに必要なこと。
不登校の親にできることが書かれていて、子どもとの関わりで取り入れて良かったものについての本をまとめました。
長男が不登校になってから10年以上経ち、その後不登校になった次男、三男の関わりの中で不登校の子どもへの理解、脳の反応などを知らなかったために沢山の失敗をしました。
自分の不安や辛さでいっぱいで、ずっと混乱状態にいました。
(それさえも脳の反応であると読書から知りました。)
長男が大学で再度動けなくなった時に今のままの関わり方ではダメだと思い、
根本から考え直し、必要なことを学ぼうと決心しました。
そこから1年半様々な分野の本を読んできました。
1週間に2.3冊のペースで読み進め、子どもとの関わりに取り入れていった結果、特に参考になって、重要だと思ったものがあります。
本当に必要なこと以外に時間やエネルギーをかけるのは止めました。
何故なら子どもはどんどん成長し、私も子どもも時間には限りがあるからです。
重要性が低いことで、子どもと衝突していたら信頼関係を築く妨げになります。
また重要性が高いことに時間とエネルギーを注ぎたいと思いました。
後でも触れますが、心理的安全性(安心した関係性)を築くことが最優先だと思っています。
何故なら
こんな安心した関係や場を親子で作り出せたら、挑戦する勇気が増えていく。
挑戦すると自信ができるとたくさんの本に書かれていたからです。
また実際に息子たちとの関わりでどんどん取り入れたことで、息子たちが少しずつ挑戦を始めています
また本音や弱音をしてくれるようになりました。
おかげ、何を助けるといいのかわかりやすくなったり、
わからない時でも息子たちに聞くことができるようになりました。
私だけで頑張るのではなく、協力できるようになって、わたしも心が軽くなりました。
親も子どもも一人一人得意なこと、やりやすいやり方が違うと思います。
それぞれに合った理解や関わり方、ストレス発散方法を見つけて、親子が少しでも心が軽く、自分らしく生きられるといいなと思います
説明していきます。
1.不登校の親おすすめの本 カテゴリーは3つ
今回はわたしが参考になった本を不登校の子どもの関わる時に大切な3つの分類でまとめました。
その中でも更に小さな分類でまとめました。
分類ごとに参考になった理由とおすすめの本を紹介していきます。
詳細についてはカテゴリーごとに別記事にしていこうと思っています。記事をアップした際にこちらにリンクを貼ります。
また新たに読んで参考になった本があれば随時更新していきます。
更新した際は記事トップに更新年月日を記載しますので、参考にしてください。
2.子どもの気持ちと状態の理解に役立つこと
子どもの状況を理解することが大切な理由は、今の子どもの気持ちやエネルギーや元気レベルを理解できていないと適切な声かけや関りができないからです。
そのせいで子どもを大きく傷つけ、解決への時間が長引いてしまう可能性もあります。
また親子関係が悪くなってしまうことも…。
わたしはこの期間が長く、子どもの為になる関わりや声かけができないまま、たくさんのチャンスを逃してしまいました。
またその期間の間違った関りが息子たちを深く傷つけてしまいました。
長男が再度動けなくなってしまったのもそのせいだと思っています。
今回分けた2つのカテゴリーで自分が大きく間違っていたことに気づき、子どもの状況の理解が深まりました。
そこから対応も大きく変わりってきました。
2つのカテゴリーとは「不登校関連(ひきこもりを含む)」と「心理的安全性」です。
特に「心理的安全性」の理解がわたしを大きく変えました。
子どもだけでなく、大人も不安や焦り、迷いの中では混乱状態で良い判断や関りが難しいと知りました。
そこから子どもだけでなく自分の安心を作ること、心身のケアの重要性を理解し、大切にするようになりました
そのおかげで不安や焦りを感じても、すぐ対処できるようになりました。
「心理的安全性」で紹介した下記の2冊は何度読んだかわかりません。
迷った時に読み返しています。
『こどものスモールトラウマのためにできること: 内面で何が起きているのか』
note記事『不登校の子どもに必要なことは?話しを聞いてもらうこと』でもこの本のことに触れています。
『誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方』は(現在Kindle Unlimited Audible会員対象無料の本)
note記事『不登校の子どもの気持ちをわかろうと聞くことの可能性』でもこの本のことに触れています。
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それぞれのポイントと役に立った本を紹介していきます。
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①不登校関連(ひきこもりを含む)
「不登校関連(ひきこもりを含む)」の本を読んでわかったことは
実際に不登校の子どもに関わった人や保護者などの本を読んでいきました。
そこから良い対応や声かけを学べることやその後の進路や将来を読むことで不安や焦りが減っていきました。
やってはいけないこともとても参考になりました。
おすすめの本は
②心理的安全性
心理的安全性の本を読んでわかったことは
「心理的安全性」はエドモンドソンが提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」。
GoogleがGoogle社のリサーチチームが、チームのパフォーマンスを向上させるためには心理的安全性を高めると発表したことでビジネスで有名になり、たくさんの企業が「心理的安全性」を取り入れています。
反対に人は危険な状態だと感じると「闘争か逃走か思考停止」という状態になると言われていて、本来の能力が発揮できなかったり、思考もネガティブになりやすい。
不登校の子どもはその状態にあると感じました。
「心理的安全性」や「脳」についての本を読んで、安心した状態でやっと前向きに考えられる。
不安だと防御や反抗という行動に脳を使ってしまい、周りからの声が届かなかったり、子どもが本当の望みを考え、次の挑戦をすることも出来なくなってしまうことがわかりました。
参考になった本は
特に『こどものスモールトラウマのためにできること: 内面で何が起きているのか』と誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方』はもう何度読み返しているかわからないくらい、子ども達の関わりで迷った時に道を示してくれる本です。
『こどものスモールトラウマのためにできること: 内面で何が起きているのか』では
これらを理解し、子どもに安心とつながりを感じてもらうことが最優先だと知りました
この本では様々な子どもの事例が載せられていて、自分の過去や普段の言動を振り返り、それがどれだけ子どもに恐怖を与えているかを知りました。
そしてどんな関わりが子ども達に安心とつながりを感じさせるかの説明があります。
安心し、一人ではないと思えると思考脳が働き出し、自分にとって大事なことを考えられるようになります。
そこで『誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方』で子どもが安心する為に何が必要かを学べます。
これらをそれぞれ高めていくと心理的安全性が高まる。
心理的安全性が高まると挑戦する勇気が出て、チャレンジして成長していきます。
それぞれの関わり方がとても参考になりました。
これらのおかげで息子たちは親に弱音や苦手や本心を言っても大丈夫。
そこからできることを少しずつやってみようとなってきたと思います。
まだまだ家の中のことや外との小さな繋がりですがとても安定してきたと感じています。
3.子どもの自信や挑戦する勇気が増える関わりや声かけに役立つこと
不登校の子どもの自信や挑戦する勇気が増える関りや声かけで重要だと思っていることは4つです。
これらの本を読んで自分がやっていたことは無知だったり、勘違いや間違った思い込みであることがわかりました。
そのせいで子どもの対応も的外れだったり、間違って傷つけていたり、力になれる方法があるのに時間やチャンスを無駄にしてきたことがわかりました。
それぞれのポイントと役に立った本を紹介していきます。
①聞く力
「聞く力」の本を読んでわかったことは
本当の意味で「聞く」ことにはすごいメリットとパワーがあることを知りました。
でもわたしは随分長いあいだ子どもに学校に行ってもらうためにどんな説得をすれば良いかばかりを考えながら話を聞いていました。
頭の中ではそのことばかり考えているので子どもの言葉がしっかり聞けず、子どものSOSや本音の一端をたくさん見逃してしまいました。
子どもの本音や弱音を聞くことにより、
このような効果があり、聞くことを積み重ねることで
このように良いこと少しずつ増えて、子どもの自信や元気を増やす大きな力になる事がわかりました。
参考になった本は
②幸福優位・ポジティブ
「幸福優位・ポジティブ」の本を読んでわかったことは
成功→幸せになるではなく、幸せだから→成功する
ということを知ることができました。
多数の研究からわかってきたことで、その他の本でもそのことに触れられていることがよくありました。
幸福感や楽観主義があるから実際に良い行動、結果をもたらすのです。
そのことを知った後ででは日常の関わり方やわたしの考え方が全く変わりました。
研究の説明を読むことで実際に日常に取り入れることや幸せになるために実践できることもの参考になりました。
おすすめの本は
③思い込み(無意識)
思い込み(無意識)の本を読んでわかったことは
間違った思い込みから本当の望みや自分の幸せに繋がらないことを無意識に選択していることがわかりました。
実際にわたしは子どもが不登校だからダメという思い込みがあり、子どもをダメな子という色眼鏡であらゆることをダメな子という視点で見て、判断していることに気づきました。
間違ったわたしの思い込みが視線や表情、言動に出ていて子どもに伝わっていたと思います。
子どもの自信やエネルギーや勇気が奪われているということに気づき、ショックを受けました。
これでは子どもにどんなに良いところがあっても全部潰してしまいます。
その他にもいくつも思い込みがあることに気づいていきました。
まだまだ無意識に書き込まれている思い込みがあると思います。
最近少しずつ思い込みに気づけるようになってきて、その時に立ち止まって「本当にそうなの?」とじっくり考えるようになりました。
そこでたくさんの間違った思い込みに気づきます。
自分に対してもたくさんの思い込みを持っていて、その思い込みのせいで自分にダメ出しして責めてしまい、自分を信じられず挑戦できないことでたくさんの損をしていました。
子どもも同じように学校での経験やわたしの関りから間違った思い込みを持っていることに気づきました。
日本は同調圧力が強く、我慢や周りに合わせることを強要する社会なので、自分に合ったやり方や行動を非難されやすいと感じています。
そんななかでも「本当にそうなの?」と自分に問いかけ、その思い込みを変えていくことが大事だと思います。
その思い込みを手放すためにできることを学んでいるところです。
気づくだけでも大きな力になると思います。
無意識の本はいくつも読みましたが、まだ自分のなかで取り入れたり、考えがまとまっていない本が何冊もあります。
実際に取り入れて良かったものがあれば随時更新していきます。
今の時点でおすすめの本は
④問いかけ
「問いかけ」の本を読んでわかったことは
自分にも日常でたくさん問いかけをしていることがわかりました。
自分にかける問いかけの内容が間違っていると考えるだけで自分の自信や勇気やエネルギーを奪い、望む未来や幸せにたどり着かないことにも気づきました。
そのことからわたしは子どもや自分への問いかけ(悩み)を望む未来や幸せのためになるように気をつけています。
4.メンタルケアの重要性と自分に合った方法を見つける為に役立つこと
メンタルケアの役に立つことで大切なのは3つだと思っています。
不登校の子どもがいると不安や焦り、傷つくことが多いです。
そこで子どものサポートをし続けていくために親のメンタルケアが最重要になると思います。
わたしはしんどい時はできるだけ最優先で自分のメンタルケアをするようにしています。
それぞれのポイントと役に立った本を紹介していきます。
①自分でできるメンタルケア
自分でできるメンタルケアの本を読んでわかったことは
そのなかでとっても役立っているのが自分を癒すリストを元気な時に作っておくことです。
こんな形で自分なりのメンタルケアの方法を作っていることで自分をすばやく助けられるようになってきました。
またメンタルを強くするのに「睡眠・運動・食事」がとても大切で、元気な時に日常に取り入れ、習慣化していくことで、少しずつメンタルを安定させられるようになってきたと思います。
それでも気分が落ち込んだり、どうしても不安が溢れる時があります。
それも悪いことではないと本から学びました。
メンタルが強いというのは我慢強いとか痛みや辛さを感じないことではないことを知りました。
メンタルが強い人は自分の状態を正確に察知して、しっかり休みをとったり、自分の不安や恐れに寄り添える人だという事も知りました。
頑張った分だけ心身に負荷をかけている場合も多く、たまりすぎるとしばらく動くこともできなくなります。
自分の心身の状態をしっかり把握して、適切な対応をとることを最優先することが大事でした。
とのかくどんな時でも自分が自分の味方になることがとっても大事なんだと学びました。
これができるとかなり強いです。
自分を責めたり、否定することで一番ストレスを作っているのは自分だったりします。
それはこの後お話する「自己否定」がずっと頭の中で自分を攻撃しているからです。
「自己否定」のところでお話します。
おすすめの本は
②聞いてもらう
聞いてもらうは本を読んで気づいたというより、実際に自分がカウンセリングや教育相談センターで話すことで子どもの対応や子どもの気持ちを聞く余裕ができたと実感していました。
そして最近「聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書)」が発売されることを知り、「聞いてもらう」にフォーカスしていることに興味を持ち早速読んでみました。
親の気持ちが安定して、子どもを支える力を最大限発揮するために「聞いてもらう」がとても大事だと改めて痛感しました。
親が不安や辛さで心や頭がいっぱいだと不登校の子どもを受け止めることや子どもの気持ちをじっくり聞くことはできません。
そんな心の余裕がない時は子どもの行動や話しに対し、自分の不安や辛さをぶつけてしまうこともありました。
後悔と反省を何度もしましたが、不安や焦りの感情を抑えることができませんでした。
それは聞いてもらって気持ちを受け止めてもらったり、吐き出すことができていないからでした。
だからまず自分の気持ちを聞いてもらう場所や人につながりしっかり受け止めてもらうことが大事です。
その時の注意点はただ受け止めてもらいたい時はアドバイスや批判する人は避けて、共感的に受け止めてくれる人につながりましょう。
不満や憤り、理不尽な気持ち、弱音などもそのまま受け止めてもらうことが大事です。
聞いてもらうことで子どもの弱音や愚痴や苦手や辛さなどを受け止めてあげる余裕がうまれます。
わたしは不登校の子どもと親は同じように傷つき、将来への不安を持っていて、それを認め、わかり合い、支え合える味方になれると思っています。
この考えにたどり着いてから自分が不安や憤りを感じた時に子どもに向けず、自分で引き受けたり、必要があればすぐに聞いてもらうことができるようになりました。
聞いてもらうことの大切さと聞いてもらうためにできることがたくさん紹介されている本なので参考にして、聞いてもらう人や場を増やしてもらえるといいなと思います。
③自己否定をなくす
自己否定は本当に厄介です。日本はこうあるべきやみんなと同じであるべきがとても強い国で自己否定を感じることの多い社会だなと感じています。
不登校の親は子育てや不登校の子どもの関わりで自己否定をしやすいと感じています。
わたしも相変わらずすぐ自己否定が頭をに浮かびます。
そこで自己否定のデメリットを知り、切り替えをすることがとっても大事になってきます。
自己否定は自分のエネルギー・自信を奪う
子どもとの関りや声かけ、学校とのやり取りなどをする気力が無くなってしまう
自己否定に気を取られ、良いことやチャンスに気づきにくくなる
自分を大切にし、自分の望む人生を送る為にも自己否定をやめ、自分の望みに耳を傾け、実現する方法を探すことが大事になると思います。
不登校の子どもも同じです。
学校に行けないことで自分を責めている子はたくさんいると思います。
表面的には強がって、反抗しかしない子も自分の心を反抗という形で守っています。
子どもの自己否定を減らしていくことも子どものエネルギーをや挑戦する勇気を増やす為に必要です。
自己否定する思い込みを手放すことも解決のカギの一つだと思います。
そのためにも自己否定のデメリットの多さをしっかり理解し、自己否定をやめる挑戦をわたしから始めようと思っています。
そこで効果があったことを子どもにすることや子どもの気持ちを癒していく声かけや関わりがとっても大事になると思っています。
参考になった本は幸福のところであげた本と同じになります。
自己否定をやめることは幸せに必要不可欠なものだということだと思います。
再度あげておきます。
5.まとめ そして今注目し、本を読んでいる分野
1年以上家事や移動の時にずっと本を読んできて気づいた事はわたしが今まで教わってきたことや知っていたことはかなり古い知識でした。
たくさんの研究や実験、科学の進歩で脳や幸福や人間の感情・行動選択に関わることなどが色々な証明がされ、アップデートされていました。
それらを知ることで
こんな風に感じ、日常に取り入れ、自分や子どもに合うものを探す挑戦をしています。
このように知識は武器になると考えています。
また今回お伝えした分野以外に子どもや自分の参考になると思う本を読んでいます。
今わたしが読む対象にしているのは上記の内容プラス下記の分野になります。
わたしは同じ分野の本をいくつか読んでから自分なりに考えて、何を大切にするか、取り入れるかを決めています。
そして実際に取り入れてみて自分や子どもに役立ったものを記事やツイートすることにしています。
下記の分野も今いくつか本を読み進めていて、良い気づきや学びに繋がっているものがいくつかあります。
今後じっさいに日常に取り入れたり、考えがまとまったタイミングで更新していく予定でいます。
今後も自分や子どもを助けるために学び続け、実際に取り入れてみてわたし達親子に合った方法を模索していきたいと思っています。
最初に書いたように更新した際は記事の頭に更新年月日と分類などを明記します。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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