今回は不登校の親であるわたしが
疲れた…
と思った時に切実に欲しかったこと
ここ数日わたしが悩んでしまって睡眠不足だったり、暑い中の付き添いで疲れてしまって、その時に書いたツイートを元にしています。
【今回の内容】
自分でできる方法をお話していきます。
noteでも記事を書いています。良かったら読みにきてください。
実際に不登校の親が疲れたと感じた時に
簡単につながれる場所…なかなかないですよね。
普段は不登校の子ども達を受け入れ、できることを探して前向きに過ごしています。
でも不登校の子ども達を見ているとネガティブな気持ちになることはどうしてもあります。
こんな風にとても負担に思うこと、辛さや憤りを感じることが日々あります。
不登校の親がどんなに疲れても
子どもにぶつけることもできない。
誰にも吐き出せない。
こんな状態で自分のなかに溜まったままだと爆発してしまいそうになって、それを抑えることで更に疲れてしいました。
そんな時にわたしが欲しいと思ったのはアドバイスや評価なく話しを聴いてもらえる場所でした。
子どもも辛いし、葛藤しているとわかっています。
それでも
もう嫌だ。こんなに頑張っているのに。
やめたい。
こんな風に思う時は何度もありました。
子どもが大切でも負担が多ければそんな気持ちになることはあると思ます。
ただそんな場所なかなかありませんよね。
そういう場所が増えて欲しいとは心から願っています。
でも自分が一番話したい、辛いと思った時に話せるところに繋がれることは難しいですよね。
家族や親しい友達ですぐに話せると良いのですが、わたしは親にはあまり心配をかけたくなかったり、友達には時々聴いてもらっていましたが、お互いに忙しいのがわかっているので、なかなか難しかったです。
次男が中学校の間は月2回スクールカウンセラーさんにお話できていましたが、一番辛いタイミングで話せることはほとんどありませんでした。
それなら
深掘りして気づいたこと。
自分を批判、評価して一番エネルギーを奪っていたのは自分でした。
そこから自分でできる解消法を考えていきました。
自分でできるのでいつでも対処できて、だいぶ安心して、とっても気持ちが楽になりました。
そのことについてもお話していきます。
本を読むことで専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています。
不登校の子どもの気持ちを理解することと子どもの関りや声かけなどの対応の参考になった本の解説を記事にしています。
知らなかったことや勘違いしていたことで良い対応になっていなかったことがわかり、自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました。
良かったらお読みください。
「不登校の子どもの気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】」
1.「親」という立場を離れて辛さを吐き出せる場所が欲しい
実際のツイートです。
ここでわたしが一番言いたかったこと。
それはアドバイスや評価をされずに辛い気持ちや泣き言を聴いてもらうこと。
疲れた、辛い、悲しい、もう限界。
と本音を吐き出し、思いっきり泣きたい。
不登校の親はこうあるべきとか
子どもが可哀想という評価や批判抜きに胸の内を全て吐き出したい。
そんな風に思う時があります。
なぜそんな風に思うのかをじっくり考えてみました。
2.親も辛い。何も気にせず泣き言を言いたい
わたし達親はいつも周りから
自分で子どもを産むって決めて親になったのだから頑張るのが当たり前でしょ。
わたしの時はもっと大変だったけれど子どもが大切だから頑張った。
などと言われ、子どものことで愚痴や泣き言を言うことを批判されることが多いように感じます。
実際にTwitterでも弱音や愚痴のツイートにリプや引用リツイートで批判している方もいます。
辛さや不満を子どもに向けずに我慢して、やっとTwitterで吐き出しているだけなのに、なんで批判する必要があるのかな?と本当に疑問です。
また不登校の先輩ママさんから
このやり方にすれば上手くいくよ。
ポジティブに考えることが大事だよ。
と優しく声をかけられたことも
でも
皆さんはアドバイスをされた時どんな気持ちになりますか?
わたしは落ち込んでいる時や疲れている時にアドバイスされると自分が否定されているように感じることがあります。
わたしのことを思ってくれたアドバイスだと思うのに自分がダメなんだと言われているように感じてしまうことがあるのです。
元気な時はそんな風に思わないことが多いので、自分の気持ちの問題なんだと思います。
ですがそのアドバイスが辛く感じてしまう時があるのです。
また子どもが不登校になってからは自分の子育てに自信が無くなっていたので、自己否定になりやすかったと思います。
そんな時だからこそ心が疲れているなら休むこと。
心が傷ついているなら癒すことが必要だと思うのです。
その時の対処法の一つが弱音や愚痴を吐き出すことではないでしょうか。
そこでは何かしらの制限があって、弱音や本音を言えないと全く意味がないと思います。
制限とは
こんな制限無しにたまってしまった心のゴミを吐き出したい。
気持ちを吐き出すことはとても大切で必要なことだ考えています。
でも日常では親が弱音や愚痴を言うことが難しいと感じることありませんか?
日常でも、Twitterでもいつも正しさを求められると感じることがあります。
素直に言って本心を良い悪いという評価をされていると感じることもあります。
でも不登校の親の疲れた気持ちを癒すには制限なく吐き出すことが大事。
スクールカウンセラーや旦那さん、両親、安心のできる友達。
素直な気持ちを言っても大丈夫と思える関係の人に聴いてもらいましょう。
その時に一言
もう限界だから弱音を評価せずに聴いて欲しい。
こんな風に伝えておくと更に安心して話せると思います。
ただ実際には自分が一番「疲れた。辛い。」と感じる時にそういう場所や人に繋がれないことが多いですよね。
旦那さんが聴いてくれたらいいのですが、お仕事で忙しくあまりお家にいなかったり、旦那さん自身も不安で冷静に聴けない場合も多いと思います。
そんな時わたし達がどうしたら良いのでしょうか?
最近わたしなりにやっていて、だいぶ気持ちが楽になったことがあります。
それをお話する前に一つ考えてみたいことがあります。
疲れてしまう原因は本当に子どもや周りだけにあるのでしょうか?
わたしが疲れの原因を深掘りしていて気づいたのは自分への期待の高さ。
自分の理想のハードルの高さでした。
3.一番の批判者は意外にも自分だった
わたしの場合じっくり考えてみたらなんと一番の敵、批判する人は自分自身だったのです。
いつも自分の行動を見張って、頭の中で自分を批判したり、評価していることに気づきました。
疲れの原因の大部分が自己否定にあったんです。
例えば
こんな風に全部自分で背負いこんで、できないと自分を責めてしまっていることに気づきました。
苦しいですよね…。
そこで自分が信じてしまっていることが本当にそうなのか考え直してみました。
考え直してみたら
原因が全てわたしではない。
いつも上手くいくわけではない。
子どもは反抗したっていい。
子どもが不登校になってどうにかしなければと思ったり、自分の子育てに自信がなくなっていて、全て自分の責任だと思いすぎていたことに気づきました。
ずっと自分を責めてばかりいました。
そしてわたしはもっと自分に優しくしたいと思うようになりました。
それからは自分が落ち込んだり、疲れたと思った時にこうあるべきという思い込みが隠れていないか考え直すようになりました。
またたいてい
という風に純粋に疲れていたり、よくあることで落ち込んだり、残念に思っただけ。
と気づきました。
この気づきでわたしはとっても楽になりました。
「いいんだ」と思えるようになったことで
心の余裕ができたからか
正しさや常識などで人を判断せずに、一人一人の状況や気持ちに寄り添いたい。
と思うようになりました。
みんな色々な環境で懸命に頑張っている。
できない時は何か理由があるんじゃないかな。
そんな風に思うのです。
そしてそれは自分も同じですよね。
4.不登校の親が疲れたと思った時自分のためにできること
わたし達親にも日々色々な理由があってできない時もあります。
いくつかの要因が重なれば更に困難になります。
親だから何でも我慢して、どんな時も頑張らなければいけないと思い込んでいました。
子どもが不登校になって更に自分に厳しいハードルを設定していたことにも気づきました。
子どもを助けなければと思うあまり、
こんな風に「~ねばならない」という思いを増やしていました。
これでは苦しすぎますよね…。
そこでわたしが今大事にしていることは
この3つを大事にしています。
それそれお話していきます。
①現状疲れる原因になっているものを探す
先ほど書いたように自分の思い込みによって、全ての責任を自分に負わせ、自分で疲れるように仕向けていたことに気づきました。
今は「疲れた」と思った時に自分の現在の生活を見直すようにしています。
今どんなことが心や体の負担になっているのかを考えます。
それがやらなくてはいけないことでもです。
あなたが今負担だと感じていることは何ですか?
自分に負担をかけているものを書き出してみましょう。
②自分の気持ちを認め、癒す
まずその疲れが何から来ているのかを考えたら、次にその自分の気持ちを認めて、癒すようにしています。
五月雨登校の三男が登校したい時間が変わることがよくあります。
登校したいけどいざ時間になると不安でいっぱいになってしまって、時間を遅くする時も登校できなくなる時もあります。
先日他の兄弟との約束があり、送れる時間が限られていたのですが、その時間までに登校できませんでした。
こういう時わたしは登校できるなら三男の気持ちに寄り添いたい気持ちと上二人の約束を守りたい気持ちが戦って疲れてしまいます。
以前にも何度か同じことがあり、みんなの希望に添えないことを責めて、その思いから冷静になれず三男を怒ってしまったり、上二人の約束をキャンセルしてがっかりさせてしまいました。
そこで自分がみんなの希望を叶えたいと思っていることをまず認めました。
そして誰かの希望が叶えられないと悲しい気持ちになる自分に寄り添いました。
誰にでもできないことがありますよね。
そこまでしたら気持ちが落ち着いて、冷静に今の状況とわたしの気持ちを話したら三男が納得してくれて結果的にみんなで出かけることができました。
こんな風に上手くいかないことも結構あります。
でもこの方法を取り入れたことで、自分の気持ちを大切にできたという気持ちが湧きます。
それはとても大きな満足感になりました。
子どもが望み通りにならなかった時でも自分の気持ちを大切にできた満足感で心がとっても落ち着きます。
そこで子どもの言動に対しても、それぞれ自分の気持ちがあって、大切だよね。
こんな風に思えるようになりました。
③自分の思い込みを手放す
先ほどのところでも触れましたが、誰にでもできないことがあります。
自分の素直な気持ちを認めることで、できないことはダメなことではないと思えるようになります。
誰にだって、苦手や限界ややりたくないことがあるのです。
それを誰かに咎められたり、ましてや自分で自分を責めたり、バカにしたりしてはいけないのです。
ただできないことで傷ついたり、悲しくなることはあります。
その気持ちをとことん受け入れて、癒すことがわたし達にはできます。
その時思いっきり泣いてもいいのです。
本当はあなたの役にたちたいんだ。
でもできなくて悲しいんだ。
わたしは先ほどのような場面で大泣きしたことあります。
上手くできないけれど、力になりたいんだ。
できなくてごめんと言って号泣しました。
子どもの前で弱さを見せてはいけないとずっと思っていましたが、泣いてしまって気づきました。
泣くのが良いことかはわかりませんが素直な気持ちを伝えることは強がって頑張って本心が伝わっていないよりずっと良いのではないかと思っています。
わたしが弱音を言ったことで子どもも素直に弱音を言えるようになってきたと思います。
少なくともそのおかげでお互いの本心を安心して伝え合えるようになってきました。
今は思い込みを手放すときは以下の問いを自分に投げかけるようにしています。
疲れたと思ってしまう時は是非試してみてください。
5.まとめ 不登校の親が疲れた時は素直に気持ちを吐き出すこと
今回お伝えしたかったことをまとめると
不登校の子どもがいて疲れたと思ってしまった時に参考になると嬉しいです。
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