不登校になった子どもの自信を取り戻したい。
子どもが不登校になってとっても自信がなくなっていると感じていました。
自信がなくなる原因はいくつかあると思います。
例えば
我が家の場合、わたしがすぐに受け止められず登校できない息子を説得したり、責めたことで更に自信を失くさせてしまいました。
それから傷ついた子どもを救いたいという思いと傷つけてしまった罪悪感からどうにか失った自信を取り戻したいとずっと考え続けてきました。
その為にどうすれば良いのだろう?
そこでわたしが考えたのが学校に行っていない間に何か自信になる経験をさせたり、スキルを身につけることです。
子どもの気持ちを聞いたり、受け止めたりするより、何かを得ることばかり躍起になってしまいました。
1年前に長男が再度行けなくなり、根本から考え直し、たくさんの本を読んで今までのやり方に疑問を持ち始めました。
そしてレジリエンス(逆境などからの回復力)や自信・自己固定感などの本を多数読む中で気づいたのはわたしがやっていたことは今の子どもを否定しているということでした。
そこで本で学んだこと、気づきから本当に子どもの自信になることを色々試していきました。
その結果子ども達に少しずつ自信が戻ってきました。
まだまだ足りないのでもっと勉強しながらできることを増やしていきたいと思いますが、今の時点でわたしが自信を取り戻す為にやって間違っていたこと、必要なことについて書いていこうと思います。
まずは今回のことで以前ツイートしたものを載せます。
今はこのツイートのように考えています。
自信を取り戻すのに大切なのは順番です。
図解してみました。
下の土台がしっかりしてから順番に進んでいくと考えています。
今回特に伝えたいのは3つです。
それぞれお話していきます。
【自己紹介】
週2~3冊程度の本を読みながら子どもへの関わりを工夫・改善しています。
三兄弟の子育て、不登校対応しながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありません。
その中でAmazonの電子書籍サービス Kindle Unlimited (スマホの読み上げ機能を使ってイヤホンで聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleがわたしの助けになっています。
不登校関連だけでなく様々な分野の書籍を家事の間も聴きながら勉強しています。
私が不登校の息子たちを理解し、良い関りをする為に役に立った本を記事にまとめています。
読書から自分の子育てや不登校の息子たちの関わり方で信じてきたことや思い込みが間違っていたこと、不登校の子どもの今の状態を理解できていなかったことに気づきました。
我慢して頑張ることを無理やり押し付けても傷を増やし、子どもの無力感を増やしてしまうだけです。
また自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました。
不登校の子どもの今の状態を理解し、少しでも力になる関りをしていくために参考になると思います。
不登校本おすすめ役立っている本まとめ(理解・関わり・メンタルケア)【随時更新】
・心理的安全性・対話(オープンダイアログ)・傾聴・レジリエンス(回復力)・自己肯定感・問いかけ・脳科学・モチベーション・幸福・メンタルケア・ストレスケア・メタ認知
三兄弟を子育てしながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありませんが、 その中で本からでも専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています。
参考になった本のまとめ記事を書いています。
不登校の子どもの理解・良い関わり・親子のメンタルケアの参考になった本と参考になった理由をまとめ記事に書いています。
「不登校本おすすめ 理解・関わり・メンタルケア本まとめ【随時更新】」
またその中の不登校の子ども理解の参考になった本のどこが参考になったかを詳しく解説した記事を書いています。
「不登校の子どもの気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】」
良かったらお読みください。
1.自信になる経験や能力を望むことで子どもは否定されていると感じる
なぜ子どもは否定されていると感じるのか?
それは経験や能力を親から望まれることで今のままの自分では足りない、何か欠けている、ダメだと思ってしまいがちだからです。
かえってできないこと、なにか足りないということを強く意識してしまいます。
また能力が高かったり、認められる人にならないと受け入れてもらえないと強く感じてしまうのではないかと思います。
そこまで繊細に考えなければいけないの?と思うかもしれません。
でも学校で起きたことで傷つき、不登校になったことで更に自分を責めている子どもにとってそんな些細なことでも自己否定につながりやすいと息子たちの発言や行動から痛感しています。
それではどうしたら良いのでしょう?
弱さや苦手もあるありのままの子どもを認めることで安心する
まず弱さも苦手もある今のありのままの自分を認められることで自分でも大丈夫なんだと安心します。
傷ついた子どもの弱さや劣等感などを親が認めることで子どもも自分を受け入れられるようになると思うのです。
例えば
弱さを認められているという安心感は本当に心強いものです。
そしてこの安心感が自信の土台になると思っています。
息子たちも自分にもできることがあると思えるようになっていき、その安心からエネルギーが少しずつたまっていきました。
自分にもできることは小さなことでいいのです。
三男は今何度目かの再登校チャレンジをしていますが、まず最後の1時間から始めています。
そうやって自分なるにできることをしていくことで自信の土台を積み重ねていきます。
そこでやっと次のことを考えたり、挑戦してみようという気持ちになれるのだと思います。
今のままを認めるとして、それはいつまで続けたらいいのでしょう?
子どもが認められていると実感するには時間がかかる
子どもがありのままを認められていると実感するには時間がかかります。
それは今までに受けた傷や自分を信じられなくなっていること、親から信頼されていないと感じたなどの傷や辛さの内容や程度が違います。
なのでかかる時間はその子が学校で受けた傷や劣等感の大きさなどによって違うと思います。
子どもが自分は大丈夫だと信じられるまでになります。
親子で日々を過ごしていく中で起こる色々なことを通して、子どもが何度もありのままの自分を認められていると感じることで少しずつ実感していくと思います。
それでは親はどんなことをすると良いのでしょう?
それは不登校の息子たちを見ていてその子によって違うと感じています。
試して反応が良いものを取り入れていくようにしています。
我が家で取り入れたものを例に挙げておきます。
お子さんに合う方法を考えるヒントになると嬉しいです。
いろいろな場面で受け入れられている、認められている、愛されていると子どもが実感していくことで次ステップに挑戦しようと思えるのだと思います。
次男は半年前からジムに通い始め、どんどん自信がついてきました。
この先今の道が違うと思ったとして、それも失敗ではないと思っています。
自分で決めて、自分なりに挑戦したことでどんどん自信になっていくと思っています。
わたしは再登校が解決だと思っていません。
学校が合わなければ違う道を進めばいいと思っています。
それより自分が自分を認めていて、自分が成長したいもので成長していく行動ができることが解決だと思っています。
本当に自分が望むものを考えることができて、その為に自ら必要と感じ、自ら努力できることが大事だと思います。
それにはまずありのままの自分を認め、弱さや苦手を受け入れて自分なりの乗り越え方を手に入れていくことです。
ありのままの子どもを認めることで安心して自分なりのやり方を試せるようになると思います。
そして自分なりに試したことが自信になっていくと息子たちを見て感じています。
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