不登校自信を取り戻す時に間違ったこと・大切だったこと【不登校母のつぶやき4】

不登校自信を取り戻すために大切なこと 不登校

不登校になった子どもの自信を取り戻したい。

子どもが不登校になってとっても自信がなくなっていると感じていました。


自信がなくなる原因はいくつかあると思います。

例えば

  • 学校で傷ついたり、上手くできなかったこと
  • 登校できなくなってしまった自分


我が家の場合、わたしがすぐに受け止められず登校できない息子を説得したり、責めたことで更に自信を失くさせてしまいました


それから傷ついた子どもを救いたいという思い傷つけてしまった罪悪感からどうにか失った自信を取り戻したいとずっと考え続けてきました

その為にどうすれば良いのだろう?

そこでわたしが考えたのが学校に行っていない間に何か自信になる経験をさせたり、スキルを身につけることです。


子どもの気持ちを聞いたり、受け止めたりするより、何かを得ることばかり躍起になってしまいました


1年前に長男が再度行けなくなり、根本から考え直し、たくさんの本を読んで今までのやり方に疑問を持ち始めました。

  • 自分のやってきたことが間違いだったのではないか?
  • かえって子どもの自信を奪っていたのではないか?


そしてレジリエンス(逆境などからの回復力)や自信・自己固定感などの本を多数読む中で気づいたのはわたしがやっていたことは今の子どもを否定しているということでした。

そこで本で学んだこと、気づきから本当に子どもの自信になることを色々試していきました。


その結果子ども達に少しずつ自信が戻ってきました。


まだまだ足りないのでもっと勉強しながらできることを増やしていきたいと思いますが、今の時点でわたしが自信を取り戻す為にやって間違っていたこと、必要なことについて書いていこうと思います。


まずは今回のことで以前ツイートしたものを載せます。


ツイート

自信がなくなっている時に必要なものはなんだろう?

ずっと考えてきた。

もう何年もずっと。

まずは今のままを認められることなんだと最近強く思う。


子どもが不登校になって自分も子どもたちも自信がなくなっていた。

何か欠けていたり、駄目だと思うことが多かった。

必死に自信になるものを経験させようとした。

学校に行かない代わりに何かできるようにならなきゃと強迫観念を持っていたと思う。


自分も変わらなきゃいけない強くと思いこんでいた。


子どものことも自分のことも否定していた。


それが伝わって子どもは益々自信がなくなったと思う。


かえってできないこと、足りないことを強く感じるようになってしまった。


今はそのまま認めることが大事だと思う。

傷ついた心を守っている鎧を解くには心がほどけていくまでじっくり時間が必要なんだ。


自分が自分を認められるようになってやっと次に意識が向き、挑戦への力が溜まっていくと思う。

その土台が一番大事。

しっかり土台ができるまで大切に過ごしていく。

土台がしっかりしたら次が見えてくる気がしてる。


今はこのツイートのように考えています。

自信を取り戻すのに大切なのは順番です。

図解してみました。

下の土台がしっかりしてから順番に進んでいくと考えています。



今回特に伝えたいのは3つです。

  • 自信になる経験や能力を望むことで子どもは否定されていると感じる
  • 弱さや苦手もあるありのままの子どもを認めることで安心する
  • 子どもが認められていると実感するには時間がかかる


それぞれお話していきます。


【自己紹介】

自己紹介 不登校親の目標

週2~3冊程度の本を読みながら子どもへの関わりを工夫・改善しています。

三兄弟の子育て、不登校対応しながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありません。

その中でAmazonの電子書籍サービス Kindle Unlimited (スマホの読み上げ機能を使ってイヤホンで聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleがわたしの助けになっています。

不登校関連だけでなく様々な分野の書籍を家事の間も聴きながら勉強しています

私が不登校の息子たちを理解し、良い関りをする為に役に立った本を記事にまとめています。

読書から自分の子育てや不登校の息子たちの関わり方で信じてきたことや思い込みが間違っていたこと、不登校の子どもの今の状態を理解できていなかったことに気づきました。

我慢して頑張ることを無理やり押し付けても傷を増やし、子どもの無力感を増やしてしまうだけです。

また自分なりの判断基準ができたことで迷うことが減って楽になりました

不登校の子どもの今の状態を理解し、少しでも力になる関りをしていくために参考になると思います。

不登校本おすすめ役立っている本まとめ(理解・関わり・メンタルケア)【随時更新】

不登校の子供の気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】





重要だと思う分野

・心理的安全性・対話(オープンダイアログ)・傾聴・レジリエンス(回復力)・自己肯定感・問いかけ・脳科学・モチベーション・幸福・メンタルケア・ストレスケア・メタ認知



三兄弟を子育てしながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありませんが、 その中で本からでも専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています

参考になった本のまとめ記事を書いています。

不登校の子どもの理解・良い関わり・親子のメンタルケアの参考になった本参考になった理由をまとめ記事に書いています。

不登校本おすすめ 理解・関わり・メンタルケア本まとめ【随時更新】

またその中の不登校の子ども理解の参考になった本のどこが参考になったかを詳しく解説した記事を書いています。

「不登校の子どもの気持ち理解と対応の参考になった本まとめ【随時更新】」

良かったらお読みください。



1.自信になる経験や能力を望むことで子どもは否定されていると感じる

なぜ子どもは否定されていると感じるのか?

それは経験や能力を親から望まれることで今のままの自分では足りない、何か欠けている、ダメだと思ってしまいがちだからです。


かえってできないこと、なにか足りないということを強く意識してしまいます。

また能力が高かったり、認められる人にならないと受け入れてもらえないと強く感じてしまうのではないかと思います。



そこまで繊細に考えなければいけないの?と思うかもしれません。

でも学校で起きたことで傷つき、不登校になったことで更に自分を責めている子どもにとってそんな些細なことでも自己否定につながりやすいと息子たちの発言や行動から痛感しています。


それではどうしたら良いのでしょう?


弱さや苦手もあるありのままの子どもを認めることで安心する

まず弱さも苦手もある今のありのままの自分を認められることで自分でも大丈夫なんだと安心します。


傷ついた子どもの弱さや劣等感などを親が認めることで子どもも自分を受け入れられるようになると思うのです。

例えば

  • 学校に行きたいけど不安な気持ち
  • 勉強したいのにできない気持ち
  • 自分を変えたいけれど変えられない気持ち

弱さを認められているという安心感は本当に心強いものです。

そしてこの安心感が自信の土台になると思っています。

息子たちも自分にもできることがあると思えるようになっていき、その安心からエネルギーが少しずつたまっていきました。


自分にもできることは小さなことでいいのです。


  • 好きな教科は勉強できるとか。
  • 10分だけでも毎日続けられることをするとか。




三男は今何度目かの再登校チャレンジをしていますが、まず最後の1時間から始めています。


そうやって自分なるにできることをしていくことで自信の土台を積み重ねていきます。

そこでやっと次のことを考えたり、挑戦してみようという気持ちになれるのだと思います。



今のままを認めるとして、それはいつまで続けたらいいのでしょう?

子どもが認められていると実感するには時間がかかる

子どもがありのままを認められていると実感するには時間がかかります。


それは今までに受けた傷や自分を信じられなくなっていること、親から信頼されていないと感じたなどの傷や辛さの内容や程度が違います。



なのでかかる時間はその子が学校で受けた傷や劣等感の大きさなどによって違うと思います。


子どもが自分は大丈夫だと信じられるまでになります。

親子で日々を過ごしていく中で起こる色々なことを通して、子どもが何度もありのままの自分を認められていると感じることで少しずつ実感していくと思います。


それでは親はどんなことをすると良いのでしょう?


それは不登校の息子たちを見ていてその子によって違うと感じています。


試して反応が良いものを取り入れていくようにしています。

我が家で取り入れたものを例に挙げておきます。

  • 笑顔を向ける
  • 共に楽しむ(ボードゲームやカードゲーム・映画鑑賞・クイズ番組・ウィンドウショッピングなどのお出かけ・散歩・カラオケ・バスケットやバドミントン)
  • 弱音や憤りを吐き出した時に受け止め、寄り添う
  • 再登校や外に繋がる挑戦で不安でできない時その気持ちを認める
  • 意見や考えに共感する(同意する必要はない。違いがあっていい。考えていることを共感的に認める)。

お子さんに合う方法を考えるヒントになると嬉しいです。

いろいろな場面で受け入れられている、認められている、愛されていると子どもが実感していくことで次ステップに挑戦しようと思えるのだと思います。

次男は半年前からジムに通い始め、どんどん自信がついてきました。



この先今の道が違うと思ったとして、それも失敗ではないと思っています。


自分で決めて、自分なりに挑戦したことでどんどん自信になっていくと思っています。




わたしは再登校が解決だと思っていません。

学校が合わなければ違う道を進めばいいと思っています。



それより自分が自分を認めていて、自分が成長したいもので成長していく行動ができることが解決だと思っています。

本当に自分が望むものを考えることができて、その為に自ら必要と感じ、自ら努力できることが大事だと思います。



それにはまずありのままの自分を認め、弱さや苦手を受け入れて自分なりの乗り越え方を手に入れていくことです。


ありのままの子どもを認めることで安心して自分なりのやり方を試せるようになると思います。

そして自分なりに試したことが自信になっていくと息子たちを見て感じています。




今回のまとめ
  • 親が経験や技術や能力を望むことは今の子どもを否定していることになる
  • 足りないことを意識して更に自信がなくなる
  • 弱さや苦手があるありのままの子どもを認めることで子どもは安心する(自信の土台)
  • 安心してエネルギーがたまるのには時間がかかる
  • 安心してエネルギーがたまったら、自分なりに挑戦できる
  • 自分なりに挑戦したことが自信になっていく

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