三兄弟が不登校になって長い間ずっと良い方法がわからずやみくもに
「怒らないように我慢しよう」
「子どもの気持ちに寄り添おう」と頑張ってきました
それなのにいざ子どもが登校できない時や学校について話す時に自分の焦りや不安が溢れてしまう。
そして上手に対応できず、感情的に怒って子どもを傷つけてしまいました。
今わたしは登校渋りの子どもの対応で判断に迷った時に2つのことを大切にしています。
この2つを理解することでわたしの気持ちが「落ち着き」、一つ一つの対応を「考える軸」になりました。
今回はそのなかで「自分の気持ちを深堀りして、真の願いに気づく」ことについてお話します。
深掘りする際にわたしは自分の気持ちを紙に書き出しました。
書いたものを掲載してお話していきます。
- 自分の願いがわかることで大切にしたいことを基準に落ち着いて対応できる
- こどもの様子に戸惑っても自分の望みや考えを軸に対応できる
反対に自分の望みや考えに
今回の記事では
についてお話していきます。
今登校渋りの対応で悩んでいるお母さんがこどもの対応をする時のヒントになると嬉しいです。
現在週2冊程度の速度で本を読んでいます。
Amazonの電子書籍サービスKindle Unlimited(スマホの読み上げ機能を使って聴く読書にしています。)とAmazonのオーディオブックAudibleで関連書籍を家事の合間も聴きながら勉強しています。
三兄弟を子育てしながらなので、金銭的・時間的余裕はあまりありませんが、その中で本からでも専門家の知見を知り、子どもの状況を理解したり、対応のヒントになっています。
最近noteにもわたしの気持ちや今の考えを書き始めました。(2023/5~)
最新の気持ちを書いているので良かったらお読みください。
1.登校渋りのこどもが不安な気持ちに寄り添い助けたい
わたしは3人のこどもの不登校を体験しました。
今も次男は中学生不登校でお家でエネルギーをためている最中です。
三男は不登校から復学しましたが、まだ当時の不安が消えず朝不安になってしまうので遅刻やたまにお休みになってしまうこともあります。
三男が3か月の不登校から復学する時にこどもを心からサポートとしたいと思っていました。
それなのに朝「行きたい!」と泣きながらも動けない、登校できない三男を見ていると色々な感情がわいてきて感情に振り回され、こどもを傷つけてしまうことが増えてしまっていました。
わたしはこどもを安心させて、登校をサポートしたいのに…。
どうしたらいいの?
何度も怒らないと思って我慢するのに変わらない状況に不安になりまた怒ってしまう。
その度に
わたしはダメな親なんだ…
と自己否定が強くなっていきました。
2.登校が不安な子供を助けたいのになんで傷つけちゃうんだろう?
我が家の三男は小3で複数のクラスメイトからの意地悪で学校に行けなくなりました。
その後その子供たちとは先生と一緒に話し合いをしました。
それでも登校に不安が残り、傷ついてエネルギーも無くなっていたのでお家で元気や自信が復活することを中心に過ごしました。
3か月の不登校の間も登校したいと泣き叫びながら登校できない三男と色々な話しをして、遅刻やお休みも入れながら少しずつ登校していきました。
2か月以上五月雨登校で毎朝ぐずる三男の対応をしていてわたしは
登校したいならとりあえず行ってみよう!
と言ったり
無理に登校しなくていいんだよ
と言ったり
毎朝泣き叫ぶこどもにイライラしてきて
行きたいなら行けばいいでしょ!
行けないなら休むしかないでしょ!
と怒ってしまう日が何度もありました。
その後ゆっくり三男の気持ちを一つ一つ書き出しながら「見える化」していくなかで
本人が登校したいという気持ちと不安が同じくらいあることを親子でしっかり認識していきました。
それから不安で動けなくなった時どんな方法を選択できるのかも書き出して「見える化」。
その方法を少しづつ試しながら登校できるようになりました。
実際に三男と紙に書いて一つずつ一緒に解決していったことは先ほどもご紹介した「学校行けない理由子供の経験や自信を積み上げよう!」で書いています。
どうして気持ちを書き出していくとよいと思ったかは「学校行きたいけど行けない対応気持ちを受け止めて子供の味方になろう!」に書いています。
続きになっているので良かったら読んでみてください。
登校できるようになってからも時々お休みする日もあり、
朝動けなくなって準備できず遅刻する日も多い。
登校し始めてからはそんな感じで続いています。
しばらくは朝動けなくなると行きたいと叫ぶのは続いて、
気持ちはわかるけどその状況がわたしには本当にしんどかったです。
子供の気持ちを優先しようと固く決意しても耐え切れず爆発していました…。
こどもが一番苦しいとわかっていて、毎回後悔するのに、何度も言われると不安やイライラで酷いことを言ってしまって落ち込むの繰り返し…。
この状況をどうにかしたい。
こどもを支える親になりたい。と強く思うようになりました。
そこでこどもの気持ちを書き出した時のようにわたしの気持ちも書き出して、自分の気持ちを探ってみることにしました。
3.親の気持ちを書いてみて気づいた自分と子供の気持ち
まずわたしが自分の気持ちを書き出したものでお話しますね。
手書きで読みづらくてごめんなさい。
実際に書いたものは思いつくまま雑に書いていて、違うと思うと塗りつぶしたり、×がついています。
書いてみてわかったこと
何故?
子どもは共感してもらえたら安心するのではないか
自分が悩んでいる時も答えが欲しいのではなくて、辛さや悲しさなどの感情に共感して、寄り添って欲しい。
そこで自分なりに考えて答えをだしたいと思います。
こどもも同じように共感してもらって安心することで自分が納得いく答えを出せるのではないかと思いました。
そこで次に同じ場面になったらやってみようと思いました。
4.「学校に行きたいけど行けない」気持ちに共感してみたら
わたしが自分の気持ちに気づけた後、こどもが朝悩んで苦しそうな時に
「○○(名前)は学校行きたいんだよね。」
「何かわからないけど不安があって、体が動かないんだよね。」
「2つの反対の気持ちがあって、どうして良いかわからなくて、苦しいんだよね。」
と伝えました。
こうやってこどもの辛い気持ちを口にしてみたら子供の辛さを感じて涙が出ました。
そして辛かったこどもの事を思って自然とこどもの頭を撫でていました。
こどもは一瞬びっくりした顔をしましたが、フッと体の力が抜けたのを感じました。
その日はそれから少しして自分の気持ちに整理がついたのか「もう行く」と言い出して、準備を始め、そのまま登校できました。
その後も朝同じ状態になることは多いのですが、叫んだりせず暫く布団でぼんやりしています。
たぶんどうするか考えているんだと思います。
そして、気持ちが決まったら、「今日は休む」「そろそろ行く」と言える日が多くなりました。
簡単に気持ちが整理できない日はまた態度に出たりします。
その時は気持ちを代弁してあげて、
行きたいけど行けなくて苦しいね。
と言うと落ち着いてきます。
そうやって今の状態を言葉にして共感すると少し気持ちが軽くなるようです。
以前より落ち着くまでの時間は圧倒的に短くなっています。
遅刻することも減っていて、遅刻時間も短くなっています。
また、そこが目標ではないけれど、お休みすることもほとんどなくなっています。
そして何より、私がこどもの気持ちに心から共感できてもいます。
それがこどもにも伝わっているように思います。
5.共感してみて気づいたこと
このことで
- 解決しようと思ってかけていた言葉はこどもの助けにはなっていなかった。
- こどもが望んでいるのは気持ちをわかってもらうことだった。
- こどもは焦らせなければ自分で決めることができる。
- 親が安心して対応すると子供も落ち着くのが早い
例えばわたしも自分のことで想像してみると、
旦那さんにこどもの事を相談した時に
「受取り方や考え方を変えればいいんだよ!」
などとアドバイスされたら、
解決策が欲しいんじゃないのに!
と気分が悪くなると思います。
そんな時はたいてい、
大変だったね。
頑張っているよね。
と気持ちに寄り添ってもらったり、頑張っていることを認めて欲しいと思います。
そして、そんな時は寄り添ってもらいたい、認めて欲しいと相手に伝えたらいいんだという気づきもありました。
子供もおなじように
困ったね、苦しいね
と共感して欲しいんだと思うのです。
こんな風に相手の気持ちを把握できていないことって多いですね。
おなじように自分がどうしたいのか、どんな気持ちなのかもわかっていないんだな。
そんなことに気づかされました。
このことでわたしは自分の気持ちについて学んだことは
- イライラしたり、不安になったりという負の感情が溢れてしまう時に、自分の気持ちの元を知るために書き出したり、じっくり気持ちを探ることが必要
- そうすることでじぶんが本当に望んでいることがわかる
- 気持ちを抑え込むことはできない。抑え込むと必ず爆発して親子で傷つくだけ。
- それぞれの気持ちを理解して、どんな方法だったらできるのかを一緒に考えることが大事
このことから自分の気持ちを伝えるといいんだよと何度も伝えていきたいと思いました。
そして気持ちに寄り添ってもらうを経験を繰り返しすることでいつか困った時に周りの人に上手に伝えられる人になるといいなと思っています。
また、同じように周りの人が困っていたら気づいて寄り添える人になって欲しいなと思います。
もし自分の気持ちを書き出して見える化するなかで一人では受け止められない気持ちに気づいたら
自分の辛い気持ちや不安な気持ちは我慢しなくていいです。
こどもではなく、受け止めてくれる人や支援先聞いてもらいましょう。
受け止めてくれる人たちがいます。
そういう相談できる場所に行って、聞いてもらいましょう。
ためらわず相談して欲しいなと思います。
因みにわたしは、教育相談センター、フリースクール、中学校のスクールカウンセラー、NPO法人など色々なところに相談に行きました。
どこも良いところがあり、話すことで気持ちが落ち着きました。
また良い気づきもたくさんもらえました。
ご自分の気持ちが癒され、安定するところを諦めず探して欲しいなと思います。
話しを戻しますね。
今回の自分の気持ちを書き出しをしてからは負の感情が溢れて、望む対応ができない時は
自分の気持ちを大切にできていないかも…。
と気が付くようになりました。
そこで気持ちを紙に書き出して見える化することで自分の気持ちをしっかり感じきるようにしています。
子供の対応をしている時は一度子供から離れて、自分の気持ちに目を向けるようにしています。
そうすることで、子供の対応も落ち着いてできるようになりました。
皆さんも不安が溢れたり、イライラしてしまう時に試してみてほしいです。
そして子供の力になる対応が安心してできるといいなと思います。
登校渋りはお互いを理解しあい、信頼し合う親子関係を作るチャンスでもあると思っています。
今回も最後までお読み頂いてありがとうございました。
いつもお疲れ様です。
みなさんは家族のことを優先して、自分の気持ちを考えたり、伝えたりすることをいつの間にか我慢することが多くなっていませんか?
わたしはこどもが不登校になってからこどもを助けなきゃとこどもの気持ちを優先することばかり考えて、自分の気持ちを抑えてばかりいました。
でも一番大切なのは必ず自分自身です。
それなのに自分の気持ちを我慢すると違う形で発散している事にも気づきました。
それが大切な旦那さんだったり、こどもだったり。
我慢は自分だけでなく家族にも良くないことでした。
まずは自分の気持ちをしっかり感じて、共感することが大切だと思います。
辛かったね。
悲しいね。
と自分の気持ちをゆっくり感じて、受け止めてあげて欲しいです。
よくやってるよ。
頑張ったね。
と褒めてあげて欲しいです。
そして、
嫌だと思っていいんだよ
腹立つと思っていいよ
もう無理だと思っていいよと
色々な気持ちがあっていいんだよと許可してあげて欲しいなと思います。
そして、一人で抱えずに色々な人に相談したり、気持ちに共感してもらいましょう。
助けてと言えることが大事です。
その為にもまずご自分の気持ちを癒してくださいね。
挽きたての香りの良いコーヒーを飲んだり
音楽を聴いたり
本や漫画を読んだり
映画を観て感動したり
散歩をしたり
と何でもいいです。
少しでも良いです。
自分の好きなことをする時間を作ってくださいね。
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